(DUO 1853– 402) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1853と英文番号402を示している
語源 re + con + cile
re- 再び・後ろ + con- 一緒に + cile 呼ぶ
【シナプス・ポイント】
re- と con と cile を繋げると、
再び一緒に呼ぶ → 再び一緒になるよう呼び集める → …を和解させる、…を調和させる
↳ reconciliation
(DUO 1853– 402) re- 再び・後ろ + con- 一緒に + cile 呼ぶ + -ate(動詞化) + -ion(名詞化)→ 再び一緒に呼ぶこと → 再び一緒になるよう呼び集めること → 和解
接頭辞 re-
re-
には、再び(again)/繰り返すことで強意、後ろに/元に/反対に(back/backward)というイメージがある。
繰り返しや再び、または繰り返しによる強意という意味や、後ろや反対という意味の大きく2つのイメージを持っていることを覚えよう。
re- の関連語
reform
(DUO 142– 29) re- 再び + form 形づくる → 再び形づくる → 改革、改善(名詞)/ …を改革する、改心する
↳ reformation
(DUO 142– 29) re- 再び + form 形づくる + -ate (動詞化)+ -ion(名詞化) → 再び形づくること → 改心
respond
(DUO 2325-501) re- 後ろへ + spond 誓う → 後ろに誓う → 誓いを返す → 反応する、返事をする (=reply)
※ 語根 spond は、「誓う」というイメージを持つ
↳ response
(DUO 2325-501) re- 後ろへ + spond 誓う + -se (名詞化)→ 後ろに誓うこと → 誓いを返すこと → 反応、返事、応答 (=reply)
responsible
(DUO 1357-289) re- 後ろへ + spond 誓う + -se (名詞化)+ -ible できる(形容詞化)→ 後ろに誓うことができる → 誓いを返すことができる → 応答することができる → 責任がある、責任感がある、信頼できる
↳ responsibility
(DUO 1357-289) re- 後ろへ + spond 誓う + -se (名詞化)+ -ible できる(形容詞化)+ -ity(名詞化)→ 後ろに誓うことができる → 誓いを返すことができること → 応答することができること → 責任、義務
remark
(DUO 2415-525) re- 完全に + mark 印 → 完全に印 → しっかりと印をつける → 強く特徴づける → …と述べる、…に注目する、意見を述べる(自他動詞)/ 意見、発言、批評、所見(名詞)
↳ remarkable
(DUO 2415-525) re- 完全に + mark 印 + -able(形容詞化)→ 完全に印をつけることができる → しっかりと印をつけることができる → 強く特徴づけることができる → 注目に値する、非凡な
recall
(DUO 991– 216) re- 後ろ + call 呼ぶ → (過去のことを)呼び戻す → …を思い出す(remenber)、(出回っている商品)を呼び戻す
接頭辞 con-, com-
con-, com- , co-, cor-, col-
には、「一緒に(together)」 や「完全に」、さらには「強意」というイメージがある。
この接頭辞は、使用率がトップクラスの接頭辞である。非常に頻繁に出てくるので、しっかり覚えるとそれだけシナプス効果が高まり、多くの単語を覚えたり、覚えていなくても類推することが可能となる。
con-, com- の関連語
contract
(DUO 603-130) con- 一緒に + tract 引っ張る → 一緒に引き寄せる → 合意する、契約する → 契約、契約書
contribute
(DUO 1514-326) con- 一緒に + tribute 与える → 一緒に与える → 皆で与える → …を寄付する、寄与する
↳ contribution
(DUO 1514-326) con- 一緒に + tribute 与える + -ion (名詞化)→ 一緒に与えること →皆で与えること → 寄付、寄与
converse
(DUO 677-146) con- 一緒に + verse 向きを変える → 一緒に向きを変える → ①一緒に言葉の向きを変えてやりとりする/ ②共に体の向きをクルっと変えた → ①会話する、対談する(動詞)/ ②逆の(形容詞)
※①と②が分かりにくいので、向きを変える対象を「言葉」と「体」に置き換えてイメージできるように解釈したもの。全く違う意味なのだが、語源の “verse”のコアイメージ「向きを変える」がインプットされていれば、それ程違和感なく納得でき、接頭辞との組み合わせでシナプス効果も向上する。
↳ conversation
(DUO 677-146) con- 一緒に + vers 向きを変える + -ate (動詞化)+ -ion(名詞化) → 一緒に言葉の向きを変えてやりとりすること → 会話、対談
↳ conversational
(DUO 677-146) con- 一緒に + vers 向きを変える + -ate (動詞化)+ -ion(名詞化)+ -al (形容詞化)→ 一緒に言葉の向きを変えてやりとりするような → 会話の、対談の
↳ conversely
(DUO none) con- 一緒に + verse 向きを変える + -ly(副詞化) → 共に体の向きをクルっと変えるように → 逆に、対照的に