(DUO 284-58) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号284と英文番号58を示している
語源 dis + ease
dis- 否定(not)+ ease 安楽な
【シナプス・ポイント】
dis- と ease を繋げると、
安楽な状態ではない → 病気
接頭辞 dis- = dif-, di-
dis- = dif-, di- 離れて (apart)、反対の
※かなり多くの単語に使われる接頭辞で、
動詞の前に付く : 離れた、 反対の 意味を持つ。 「離反」と覚えるとよい。
名詞・形容詞の前に付く : 無、不 の意味を持つ。 「不」と覚えるとよい
dis- = dif-, di- の関連語
disaster
(DUO 477– 99) dis- 反対の意味 + aster 星 → 不幸な星回り → 大災害、惨事
↳ disastrous
(DUO 477– 99) dis- 反対の意味 + aster 星 + -ous のような(形容詞化)→ 不幸な星回りのような → 悲惨な、悲劇の
disappoint
(DUO 1790-389) dis- 否定 + ap- ~の方に + point 指す → 指名しない → 指名しないで失望させる → …をがっかりさせる
↳ disappointment
(DUO 1790-389) dis- 否定 + ap- ~の方に + point 指す + -ment (名詞化)→ 指名しないこと → 指名しないで失望させること → 失望、失望させるもの
discreet
(DUO none) dis- 離れて + creet(=cre) 分ける → 離れて分ける → 分別のある →
思慮深い
※ 接尾辞 dis が「離れて」、語根 cre が「分ける」が合体して日本語の「分別のある」という「分ける」と「別」という言葉が合体したものになるのは非常に興味深い。分別があるから、思慮深いという意味に容易く連想できるのが良い。
discrimination
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)+ -ion(名詞化) → 離れて分けること → それぞれに分けること → 区別、差別
※ 語根 cri は、「分ける (separate)」という意味がある。
同じ語源から派生した同様の語根は、他に cre, creet, cer(n) などがある。critical は、「(生きるか死ぬかの)危機的な」もしくは「(行方を左右する)重大な」という意味があるように、「どちらかに分ける」がコアイメージになっている。
↳ discriminate
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)→ 離れて分ける → それぞれに分ける → 区別する、差別する
↳ discriminately
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)+ -ly(形容詞化)→ 離れて分けるような→ それぞれに分けるような → 差別的な
↳ critical
(DUO 2176-469) critic (=cri) 分ける + -al (形容詞化) → 分けるような → (生きるか死ぬかの)危機的な、(行方を左右する)重大な、(作品に対して良いか悪いかをコメントする)批評の
※ この単語は、一見するとバラバラの意味を持っているように感じるが、「分ける」というコアイメージを基に、生死・左右・善悪などの両極を判断する際の状況を表すことが語源から理解できる。
divorce
(DUO 2434-529) di- 離れて + vorce(=verse) 向きを変える → 離れて向きを変える → 心が離れて別々になる → 離婚する(動詞⇔marry)/ 離婚(名詞⇔marriage)