affair の語源と意味

Library in Wiener

(DUO 2081-449) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号2081と英文番号449を示している

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語源 af + fair

af- (= ad-) に向かって (to) + fair (=fect) 作る

【シナプス・ポイント】
af- (= ad-)fair (=fect) を繋げると、
~に向かって作る → 事態などを作ること → 諸問題、出来事、こと、事柄、浮気

接頭辞 ad-, as-, ac-, ag-, al-, ap-, at-

ad-, as-, ac-, ag-, al-, ap-, at-
には、「~の方へ、~に」というイメージがある。
意味は、前置詞「to」と同じと覚えておけば良いであろう。

これらの接頭辞は、以下のように数多くの変形パターンがあるが、接頭辞の直後にくる語根のスペルに影響されると認識していれば細かく覚える必要はないであろう。

ad-, as-, ac-, ag-, al-, ap-, at-  の関連語

affect
(DUO 1104-238) af- (=ad-) その方向に + fect 作る・作用する → その方向に作用する → …に影響を及ぼす、作用する

↳    affection
(DUO 1104-238) af- (=ad-) その方向に + fect 作る・作用する + -ion こと(名詞化)→ その方向に作用すること・心を動かすこと → 愛情(love)

↳    affectionate
(DUO 1104-238) af- (=ad-) その方向に + fect 作る・作用する + -ion こと(名詞化)+ ate のような(形容詞化)→ 心に作用するような → ハートにグサッと突き刺さるような → 愛情表現が豊かな

※ affect から affection/affectionate は意味がかなり隔たっているように見えるが、こうして語源レベルに落とし込んでみると、意味の繋がりが見えてくる。まさにシナプス効果といえよう。
もし、丸暗記だけであったら、似ているのみ全く意味の違う単語として認識できず、何の関連性も生まれない。
この affection の意味が「愛情」というように意味合いが狭まっているのは異質ではあるが、affect と affection の関係性を理解しておけば記憶に刻みやすい。

adopt
(DUO 1956– 423)  ad- その方向へ + opt 選ぶ(option 選択) → ~の方を選ぶ → …を採用する、…を養子にする

 ↳    adoption
(DUO 1956– 423)  ad- その方向へ + opt 選ぶ(option 選択)+ -ion (名詞化) → ~の方を選ぶこと → 採用、養子縁組

advise
(DUO 1491-321) ad- の方に + vise (=vid ) 見る → の方に見る → の方に向かって見る → 相手をじっくり見て助言する → …に助言(忠告)する

 ↳    advice
(DUO 1491-321) ad- の方に + vice (=vid ) 見る → の方に見る → の方に向かって見ること → 相手をじっくり見て助言すること → 助言、忠告

※ 語根には、動詞と名詞が混同されやすい場合に、動詞には -se を、名詞には -ce を使用する場合がある。advise と advice がその好例だ。

 ↳    adviser/advisor
(DUO 1491-321) ad- の方に + vis 見る + -er/-or ひと(名詞化) → の方に見るひと → の方に向かって見るひと → 相手をじっくり見て助言するひと → 助言者、顧問

 ↳    advisable
(DUO 1491-321) ad- の方に + vis (=vid ) 見る + -able 可能性(形容詞化) → の方に見ることができる → の方に向かって見ることができる → 相手をじっくり見て助言することができる → 賢明な、得策の (= sensible)

 ↳    advisory
(DUO 1491-321) ad- の方に + vis (=vid ) 見る + -ory(形容詞化)→ の方に見る → の方に向かって見る → 相手をじっくり見て助言する → 助言を与える、諮問の