単語の中心的な意味合いを持つ語根(root)。数多くの語根があるので全てを網羅すると単なる辞書になってしまうので、当サイトではDUO3.0掲載単語の中でも複数の単語に関連している語根をまとめてみます。これらの語根と接頭辞、接尾辞を組み合わせることで、非常に多くの単語を結びつけることができるので、重要なシナプス・ポイントとしておさえていきましょう。
語根 gl
gl- は、「ちらりと光る」というコアイメージを持っている。
意外と多く使用されているので、このイメージを軸に関連語を増やすことが可能だ。
gl- の関連語
glimpse
(DUO 1454– 312) gl- かすかに輝く + ance → ちらりと光って見えること → ちらりと見えること
glance
(DUO 2340– 505) gl- かすかに輝く+ ance → かすかに光り輝くこと → ちらっと目を向けること
どちらも「ちらっと見ること」の意味であるが、
glimpse は、受動的に見る、つまり「ちらりと見えること」がコアイメージ
glance は、能動的に見る、つまり「ちらりと意識的に見ること」がコアイメージ
glory
(DUO 1652– 357) gl- かすかに輝く + -ory(名詞化)(ラテン語 gloria 由来)→ かすかに輝くこと → 栄光、名誉
↳ glorious
(DUO 1652– 357) gl- かすかに輝く + -ory(名詞化) + -ous(形容詞化)→ かすかに輝くことのような → 栄光ある、 すばらしい
glow
(DUO 1484- 319) gl- かすかに輝く+ -ow (古英語 glow 由来)→ 白熱する、柔らかく輝く、紅潮する
glass
(DUO 1652- 357) gl- かすかに輝く + -ass (古英語 glass 由来) → ガラス、グラス /(複数形で)めがね
glitter
(DUO 1652- 357) glit- かすかに輝く + -ter → キラキラ輝く(動詞)/ きらめき、輝き、キラキラと輝くもの
※glitter は、光を自ら放つのではなく、他の光を反射して輝くというイメージがある。