(DUO 1042-226) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1042と英文番号226を示している
語源 con- + duct
con- 一緒に + duct 導く(lead)
【シナプス・ポイント】
con- と duct を繋げると
一緒に導く → …を導く、…を指揮する、…を実施する
↳ conductor
(DUO 1042-226) con- 一緒に + duct 導く + -or ひと、もの(名詞化) → 一緒に導くひと → 指揮者、案内係、伝導体
接頭辞 con-
con-=com- , co-, cor-, col-
には、「一緒に(together)」 や「完全に」、さらには「強意」というイメージがある。
この接頭辞は、使用率がトップクラスの接頭辞である。非常に頻繁に出てくるので、しっかり覚えるとそれだけシナプス効果が高まり、多くの単語を覚えたり、覚えていなくても類推することが可能となる。
con- = com-. co-. col-. cor- の関連語
contend
(DUO 1031-224) con- 一緒に + tend 張る→ 一緒に張り合う → …と競争する、…と張り合う、…だと力説する
content
(DUO 670-144)(DUO 1215-261) con- 一緒に + tent つかむ → 一緒につかむ → 一緒につかんで留める → (保持できて)満足した(形容詞)、満足している(動詞)、中身・内容・含有量(名詞)
この2つの単語は最後が d と t で違うだけだが、全く違う意味を持つ。
非常に紛らわしく覚えにくいのだが、これも語源で理解するとすんなり覚えることができる。
それだけでなく、content にある複数の意味や品詞についても覚えやすくなり、シナプス効果が期待できる。
両方とも接頭辞 con- は「一緒に」という意味では同じ。
違いは、語根にあって、「伸ばす、張る」tend と、「つかむ」tent の違いを把握しておけば良い。
ただし、厳密に云うと、両者とも語根 ten- 「伸ばす」を語源に持っており、実は同じ系統のものであるため、extend と extent のように動詞と名詞だけの差異の単語もあるので注意が必要だ。
ここでは、厳密な言語学ではなく語源でシナプス効果を高めることで「覚えやすく」することを主眼としていることから、接頭辞 con- については、あえて tend と tent を別の意味として分けている。もちろん間違いではないので問題はない。
それを前提に、tent の覚え方として、キャンプで使うテント(=tent)を意識し、「テントに中身を詰めて掴んで満足した」というイメージを持つとcontentを覚えやすい。
content は、ウェブサイトのコンテンツ(内容)といった使い方もあるので、結びつけ易いのではないだろうか。
contend については、「ボクシングなどでトップコンテンダー」などと表現されることが多いので競争力の高い人などの意味でイメージし易く、それの動詞形としての「…と競争する、張り合う」と覚えるのが良いだろう。
語根 duce = duct, duc
duce, duct, duc は、「導く」(lead)というイメージを持つ
duce = duct, duc の関連語
produce
(DUO 1138-244) pro- 前に + duce 導く → 何かを目の前に導く → 何かを世に出す→ …を生産する、…を製造する(動詞)/ (未加工の)農産物、青果
↳ product
(DUO 1138-244) pro- 前に + duct 導く → 目の前に導くもの→ 製品、産物
↳ production
(DUO 1138-244) pro- 前に + duct 導く + -ion もの、こと(名詞化)→ 目の前に導くもの → 生産、生産高、生産量、上演
↳ productive
(DUO 1138-244) pro- 前に + duct 導く + -ive の(形容詞化)→ 目の前に導くような → 生産性の高い、多産の
↳ productivity
(DUO 1138-244) pro- 前に + duct 導く + -ive の(形容詞化) + -ity (効率を表す名詞化)→ 目の前に導くようなこと → 生産性の高いこと → 多産の生産性、生産能力
↳ producer
(DUO 1138-244) pro- 前に + duct 導く + -er ひと(名詞化)→ 目の前に導くひと → 生産者、プロデューサー
reduce
(DUO 1372-293) re- 後ろに + duce 導く → 後ろに導く → …を後ろ向きに導く → …を減少させる、…を値引きする
↳ reduction
(DUO 1372-293) re- 後ろに + duct 導く + -ion こと(名詞化)→ 後ろ向きに導くこと → 減少、削減、割引
introduce
(DUO 832-181) intro- 中へ + duct 導く→ 中へ導く → …を紹介する、…を導入する
↳ introduction
(DUO 832-181) intro- 中へ + duct 導く + -ion こと(名詞化)→ 導入部分、導入、取り入れること