語根【語源】 ratio, rat, ra

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単語の頭に付く接頭辞。接頭辞+語根+接尾辞を基本として英単語が成り立っている。
この接頭辞一つで単語の意味が大きく変化する場合が多いので主要な接頭辞を理解していると、知らない単語でも大まかな意味を掌握できる可能性が高まるため、非常に重要だ。

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語根 ratio, rat, ra

ratio, rat, ra は、「計算」「考える」「理性」「比率」というイメージを持つ

ratio, rat, ra の関連語

reason
(DUO 1951-422)  ratio 考える、理性、計算 → 理性を持って考えたこと → 理由、理性、根拠(名詞)/ 理性的に考える、話す(動詞)

※ 語根 ratio  ← ラテン語 reor 考える、計算 + -ion(名詞化)
このように ratio を遡る語源 reor もあるが、全く関連性のないスペルなので、これを覚えるよりも派生語の広がりがある ratio を語根としてマスターした方がシナプス効果が大きいため、ここでは ratio を語根として記載しています。

 ↳    reasonable
(DUO 1951-422)  ratio 考える、理性、計算 + -able できる(形容詞化) → 理性を持って考えることができる → 理性的な、分別のある、手頃な (=rational)

ratio
(DUO 116-25)  ratio 考える、理性、計算 → 計算すること → 考えて計算すること → 数を比べること → 割合、比率

※ 語根 ratio  ← ラテン語 reor 考える、計算 + -ion(名詞化)
このように ratio を遡る語源 reor もあるが、全く関連性のないスペルなので、これを覚えるよりも派生語の広がりがある ratio を語根としてマスターした方がシナプス効果が大きいため、ここでは ratio を語根として記載しています。

 ↳    rational
(DUO 116-25)  ratio 考える、理性、計算 + -nal(形容詞化)→ 理性を持って計算したような → 合理的な、理性的な (=reasonable)

 ↳    rate
(DUO 116-25)  rat 考える、理性、計算 → 計算すること → 考えて計算すること、理性的に計算すること → 数を比べること、評価すること → 割合、進度、料金、評価

ratio と rate の違い

ratio と rate は、どちらも割合や比率といった意味を持っているが、その使われ方は完全には一致していない。
ratio は、お堅い数学や物理学などで比較や割合として主に使われる。
rate は、一般的に幅広い領域で、割合、速度、進度、評価、見積りなど、様々な場面の数値を表す際に使われているのが特徴だ。
為替レートは、よく聞くワードだが、為替レイショーは聞かないですね。

irrational
(DUO 890-193)  ir- 否定 + ratio 考える、理性、計算 + -nal(形容詞化)→ 理性を持たずに考えた → 非合理的な、理性がない (⇔ reasonable, rational )

※ 語根 ratio  ← ラテン語 reor 考える、計算 + -ion(名詞化)
このように ratio を遡る語源 reor もあるが、全く関連性のないスペルなので、これを覚えるよりも派生語の広がりがある ratio を語根としてマスターした方がシナプス効果が大きいため、ここでは ratio を語根として記載しています。