(DUO 1615-349) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1615と英文番号349を示している
語源 feat
語根 feat (=fact) する、作る → 行ったこと → 行われたこと → 特別なもしくは賞賛すべき行為 → 業績
※ feat は、 fact と同じ語源由来だが、行われたこと自体に焦点を合わせたイメージを持つ fact に対して、行われたことにポジティブな評価が加わった行為というイメージに変化していったものとなる
↳ fact
(DUO 46-10) 語根 fact する、作る → 行ったこと → 何かをしたこと → 実際にしたこと → 事実、現実
↳ faction
(DUO 1820-395) fact する、作る + -ion (名詞化)→ すること、つくること → 派閥やグループをつくること → 派閥
※ 語源の流れのなかで、突然派閥やグループが出てきたように見えるが、この→印は単なる関連性だけでなく、語源の変遷も示しており、細かな事情は省きながら単語のイメージの派生としてイメージが付加されたり、省かれたり、捻じ曲げられたりするものとして理解しよう。
語根 fit, fic, fac, fect
fit, fic, fac, fect, feat は、 「する」「作る」というイメージを持つ
fit, fic, fac, fect, fit の関連語
facility
(DUO 1429-307) fac 作る + -ility 可能性(名詞化)
作ることを可能にすること → 作ることが出来ること、もの → 施設、設備、器用さ、便利さ
↳ facilitate
(DUO 1429-307) fac 作る + -ility 可能性(名詞化)+ -ate(動詞化) → 作ることが出来るようにする → …を容易にする(make…easier)、…を促進する、…を手助けする
fiction
(DUO 47-10) fic 作る+ tion こと (名詞化)→ 作り話、虚構(⇔ fact 事実 DUO 47-10)
perfect
(DUO 812– 177) per- 完全に + fect 作る・作用する → 完全に作られた → 完全な
↳ perfection
(DUO 812– 177) per- 完全に + fect 作る・作用する + -ion こと(名詞化)→ 完全に作られたこと → 完全さ、完璧さ
↳ perfectly
(DUO 423- 88) per- 完全に + fect 作る・作用する + -ly(副詞化)→ 完全に作られて → 完全に、完璧に
profit
(DUO 1313– 279) pro- 前に + fit 作る(make) → 前に作り出す → 前に作っていくもの → 利益、収益
↳ profitable
(DUO 1313– 279) pro- 前に + fit 作る(make)+ -able(形容詞化) → 前に作り出すような → 前に作っていくもののような → 利益のような、収益のような → 儲かる、ためになる
official
(DUO 1869-405) o (=ope) 働く + -fic する (動詞化) + -ial(形容詞化)→ 働くことをする → 仕事をする場所の → 仕事をする役所の → 公職の、公式の、公認の(形容詞)/ 役人、国務院、官公吏(名詞)
↳ office
(DUO none) o (=ope) 働く + -fic する (動詞化)→ 働くことをする → 仕事をする場所 → オフィス
faculty
(DUO 471-98) fac する、作る + -ulty 可能性(名詞化) → 作ったり行動する能力 → 行動する力や能力、知識における能力 → 行動力、能力、(知識の能力を有する)教授陣、(特定の知能を必要とする)学部
※ faculty のコアイメージは、作る・することの能力であり、行動力や能力という意味はわかりやすいが、学部や教授陣は唐突な感じがして違和感を感じる。しかし、「する、つくる」という大本のイメージからの派生の過程において「知識における能力」というイメージが加わり、専門的な知識の能力やそれを持つ人をイメージするようになったので、学部や教授陣といった意味を有するようになったようだ。上記のシナプス・ポイントは少し意訳しているが、あくまでも派生の過程における変遷なので、難しく考えずに覚えてしまおう!