(DUO 605-131) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号605と英文番号131を示している
語源 fact + or
fact する、作る + -or ひと、もの(名詞化)
【シナプス・ポイント】
fact と -or を繋げると、
つくるもの → 何かをつくるもの → 何かをつくるもとになるもの → 要因、要素
↳ factory
(DUO 605-131) fact する、作る + -ory もの、場所(名詞化) → つくるもの、つくる場所 → 何かをつくるもの、場所 → 工場、製造所
↳ fact
(DUO 46-10) 語根 fact する、作る → 行ったこと → 何かをしたこと → 実際にしたこと → 事実、現実
↳ faction
(DUO 1820-395) fact する、作る + -ion (名詞化)→ すること、つくること → 派閥やグループをつくること → 派閥
語根 fit, fic, fac, fect
fit, fic, fac, fect, feat は、 「する」「作る」というイメージを持つ
fit, fic, fac, fect, fit の関連語
feat
(DUO 1615-349) 語根 feat (=fact) する、作る → 行ったこと → 行われたこと → 特別なもしくは賞賛すべき行為 → 業績
※ feat は、 fact と同じ語源由来だが、行われたこと自体に焦点を合わせたイメージを持つ fact に対して、行われたことにポジティブな評価が加わった行為というイメージに変化していったものとなる
fiction
(DUO 47-10) fic 作る+ tion こと (名詞化)→ 作り話、虚構(⇔ fact 事実 DUO 47-10)
fit
(DUO 1574– 340) fit 作る → 体に合わせて作る → 合う、…に合わせる、…を取り付ける(動詞)/ 適した、ぴったりの、体の調子がいい(形容詞)
justify
(DUO 353-74) just 正しい + -ify (=fic) する (動詞化)→ 正しいとする → 正当化する、正しいとする、弁明する
↳ justice
(DUO 353-74) just 正しい + -ice(名詞化)→ 正しいこと → 正義、公正、正当、司法、裁判
↳ justification
(DUO 353-74) just 正しい + -ific (=fic)する(動詞化) + -ate (動詞化) + -ion(名詞化)→ 正しいとすること → 正当化、(正当であるとする)弁明、(正当化の)理由、言い訳
↳ justifiable
(DUO 353-74) just 正しい + -ify (=fic) する (動詞化) + -able できる(形容詞化)→ 正しいとすることができる → 正当と認められる、もっともな、筋の通った
defeat
(DUO 414-87)de- 下に + feat する(make, do) → 下にする → 下す → …を打ち負かす、…に勝つ、…をくじく
defect と defeat は同じ語源由来であるので、ここでひとまとめに関連させて覚えてしまおう。
defect
(DUO 480-100)de- 離れて + fect 作る → 離れて作る → 完全からかけ離れて作る → 不完全に作る → 欠陥、障害
↳ defective
(DUO 480-100)de- 離れて + fect 作る + -ive (形容詞化)→ 離れて作るような → 完全からかけ離れてつくるような →不完全に作るような → 欠陥のある
faculty
(DUO 471-98) fac する、作る + -ulty 可能性(名詞化) → 作ったり行動する能力 → 行動する力や能力、知識における能力 → 行動力、能力、(知識の能力を有する)教授陣、(特定の知能を必要とする)学部
※ faculty のコアイメージは、作る・することの能力であり、行動力や能力という意味はわかりやすいが、学部や教授陣は唐突な感じがして違和感を感じる。しかし、「する、つくる」という大本のイメージからの派生の過程において「知識における能力」というイメージが加わり、専門的な知識の能力やそれを持つ人をイメージするようになったので、学部や教授陣といった意味を有するようになったようだ。上記のシナプス・ポイントは少し意訳しているが、あくまでも派生の過程における変遷なので、難しく考えずに覚えてしまおう!