（DUO 2064–446） ※これはDUO3.0の英単語見出し番号2064と英文番号446を示している
語源 phys + ic + al
phys 自然 + -ic（形容詞化） + -al（形容詞化）
【シナプス・ポイント】
phys と -ic と -al を繋げると、
自然に関係するような → 自然哲学に関係するような → ① 自然や物質に関わるような → 自然の、物理的な / ② 身体に関わるような → 身体の
※ 語根 phys がイメージする「自然」は、自然哲学を背景に「もの、物質」と「身体」という大きく２つのイメージを包含している。そのため、物理的なという意味と身体のという異なる意味を有している。
↳ physically
(DUO 2064–446) phys 自然 + -ic（形容詞化） + -al（形容詞化）+ -ly（副詞化） → 自然に関係するように → 自然哲学に関係するように → 物理的に、身体的に、肉体的に
↳ physics
(DUO 2064–446) phys 自然 + -ics 科学や学問（名詞化） → 自然哲学の学問 → 物理学、物理特性（複数扱い）、自然哲学（古語、単数扱い）
↳ physicist
(DUO 2064–446) phys 自然 + -ic（形容詞化） + -ist ひと（名詞化） → 自然に関係する人 → 自然哲学に関係する人 → 自然哲学の自然や物理に関係する人 → 物理学者、自然科学者
語根 phys
phys は、「自然」というイメージを持つ
phys の関連語
physician
(DUO 1490–321) phys 自然 + -ic（形容詞化） + -ian （名詞化） → 自然に関係する人 → 自然哲学に関係する人 → 自然哲学の身体に関係する人 → 内科医
同じ語源 phys を由来とする physicist （物理学者）と physician（内科医）は、phys 自体が大きく２つのイメージ「もの、物質」と「身体」を持つことから、使い分けられている。
自然哲学を背景として、「もの、物質」に関係（研究、従事）する人を物理学者、「身体」に関係（研究、従事）する人を内科医としている。接尾辞 -ist と -ian の意味の違いを求めがちだが、２つのイメージに合わせて使い分けられていることを理解すれば覚えやすいでしょう。
