(DUO 2125-458) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号2125と英文番号458を示している
語源 di + stinct
di (=dis-) 離れて + stinct 突く
【シナプス・ポイント】
di (=dis-) と stinct を繋げると、
離れて突いた → 別々に突いてはっきりさせた → 明瞭な、はっきりと異なる
↳ distinction
(DUO 2125-458) di (=dis-) 離れて + stinct 突く + -ion(名詞化) → 離れて突いたこと→ 別々に突いてはっきりさせたこと →(明確な)区別、差異
↳ distinctive
(DUO 2125-458) di (=dis-) 離れて + stinct 突く + -ive (形容詞化) → 離れて突いたような→ 別々に突いてはっきりさせたような →(他と明らかに違う)独特の
接頭辞 dis-, dif-, di-
dis-, dif-, di-
には、「分離」「否定」「反対」というイメージがある。
他にも「否定」「完全に」「外へ」の意味を持つ。
接頭辞 de- も同じような意味を持っているので、かなり紛らわしくなっている。
どちらもラテン語由来なので仕方のないことではあるのだが、dis- の方が「否定」で使われていることが圧倒的に多い。
※かなり多くの単語に使われる接頭辞で、
動詞の前に付く : 離れた、 反対の 意味を持つ。 「離反」と覚えるとよい。
名詞・形容詞の前に付く : 無、不 の意味を持つ。 「不」と覚えるとよい
dis-, dif-, di- の関連語
discrimination
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)+ -ion(名詞化) → 離れて分けること → それぞれに分けること → 区別、差別
↳ discriminate
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)→ 離れて分ける → それぞれに分ける → 区別する、差別する
↳ discriminately
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)+ -ly(形容詞化)→ 離れて分けるような→ それぞれに分けるような → 差別的な
district
(DUO 161-33)di- 離れて + strict 引っ張る → 引っ張って離す → 意図的に引き離された区域 → 地区、区域
※ strict (DUO 374-79) 厳しい、厳格な、厳密な、完全な、まったくの
disguise
(DUO 2338-505) dis- 離れた + guise 様子 → 離れた様子 → 通常の外観から離れた → 変装、見せかけ(名詞) / 変装する、…を隠す(動詞)
語根 stinct, sting, stimul
stinct, sting, stimul は、「刺す」「消す」というイメージを持つ
※語根 stinct, sting, stimulは、ラテン語 stinguere「突く、刺す」「消す」を由来とする
stinct, sting, stimul の関連語
sting
(DUO 239-49) sting 突く →(蜂などがチクっと)刺す、針で刺す(自他動詞)/ 針、とげ、刺すこと、痛み、苦痛(名詞)
stimulate
(DUO 1487-320) stimul- 突く、刺激する + -ate を行う(動詞化)→ 突き刺して刺激する → …を刺激する、…をやる気にさせる
↳ stimulus
(DUO 1487-320) stimul- 突く + -us (名詞化)→ 突き刺すこと → 刺激
distinguish
(DUO 2125-458) di (=dis-) 離れて + sting 突く + -ish (動詞化) → 離れて突く → 別々に突いてはっきりさせる → …を区別する、…がはっきりわかる
↳ distinguished
(DUO 2125-458) di (=dis-) 離れて+ sting 突く + -ish (動詞化)+ -ed (形容詞化) → 離れて突くような →別々に突いてはっきりさせるような → 傑出した、著名な