(DUO 2307– 496) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号2307と英文番号496を示している
語源 oc + cas + ion + al
oc- (= ob-) に向かって + cas (= cade) 落ちる + -ion (名詞化) + -al (形容詞化)
※ 語根 cas (= cade) は、「落ちる」イメージを持つ
【シナプス・ポイント】
oc- (= ob-) と cas (= cade) 落ちる と -ion と -al を繋げると、
に向かって落ちること → 何かに向かって落ちること → 何かに向かって降りかかるような → 時々、規則正しくない形で降りかかるような → 時々の、たまの、臨時の
occasion
(DUO 2307– 496) oc- (= ob-) に向かって + cas (= cade) 落ちる + -ion (名詞化) → に向かって落ちること → 何かに向かって落ちること → 何かに向かって降りかかること → 機会、好機、出来事、イベント
↳ occasionally
(DUO 2307– 496) oc- (= ob-) に向かって + cas (= cade) 落ちる + -ion (名詞化) + -al (形容詞化)+ -ly (副詞化) → に向かって落ちる → 何かに向かって落ちる → 何かに向かって降りかかるように → 時々、規則正しくない形で降りかかるように → 時々、たまに
接頭辞 op-, ob-
op-, ob- : 主に「~の方へ、~に向かって」「反対(against)」というイメージがある。
基本形は ob- だが、後ろに続く語幹部分の先頭のスペルによって、 oc- + c, of- + f , og- + g , op- +p , o- + m のように変化する
接頭辞 op-, ob-
opposite
(DUO 2495-543) op-(=ob- ) に向かって + posite (= posit) 置く → に向かって置く → 向かい合わせに置く → 反対のもの(名詞)/ 反対側の、正反対の(形容詞)
oppose
(DUO 278– 57) op-(=ob- ) 反対に + pose (= posit) 置く → 立場を反対に置く → …に反対する、…と敵対する
↳ opposition
(DUO 278– 57) op-(=ob- ) 反対に + posit(= pose) 置く + -ion (名詞化)→ 立場を反対に置くこと → 反対、反対派、野党
oppress
(DUO 2058– 444) op- に向かって + press 押す → に向かって押す → 誰かに対して押し付ける → …を抑圧する、…を圧迫する
↳ oppression
(DUO 2058– 444) op- に向かって + press 押す + -ion(名詞化)→ に向かって押すこと → 誰かに対して押し付けること → 抑圧、圧制、反対者
語根 cas, cad, cid
cas, cad, cid は、 「偶然」「落ちる」というイメージを持つ。
意図しない、予期しない偶然を表していることを念頭に、関連語を覚えて行こう。
cas, cad, cid の関連語
coincide
(DUO 799-174) co- 一緒に + in- 中に + cid 偶然、落ちる → ~の中に偶然一緒に落ちる → 偶然一致する、同時に起こる、符号する(with…と)
↳ coincidence
(DUO none) co- 一緒に + in- 中に + cid 偶然、落ちる + -ence(名詞化) → ~の中に偶然一緒に落ちること → 偶然の一致
casual
(DUO 2312-497) cas 偶然 + -ual(形容詞化) → 偶然の → 計画的でない様子や形式ばらない様子の → 偶然の、付き合いの浅い、何気ない、気取らない
↳ casualty
(DUO 474-98) cas 偶然 + -ual (形容詞化)+ -ty(名詞化) → 偶然起こった災害や損害 → 犠牲者、被害者 (⇔ offender 加害者)
fatalty は、事故、事件、殺人、病気などで、犠牲者として早死にした場合に用いる言葉。亡くなった人を表す意味にもなる。
victim, casualty は、事故などによる犠牲者、死傷者を意味しており、死者だけでなく負傷者も含めているので、fataltyとは明確に違いがある。
特にcasuarly には、語源「cas 偶然」を由来としていることから、より偶然の事故や戦争などの犠牲者を表している。