(DUO 1990-430) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1990と英文番号430を示している
語源 re + solut + ion
re- 強意(繰り返す) + solut 解く + -ion(名詞化)
【シナプス・ポイント】
re- と solut と -ion を繋げると、
繰り返し解くこと → 繰り返し解いて固めること → 決意、決議
↳ resolve
(DUO 1990-430) re- 強意(繰り返す) + solv(e) 解く → 繰り返し解く → 繰り返し解いて固める → 決意する、決議する、 …を解決する(=solve)
↳ resolved
(DUO 1990-430) re- 強意(繰り返す) + solv 解く + -ed(形容詞化)→ 繰り返し解いた → 繰り返し解いて固めた → 決意した、決心した
↳ resolute
(DUO 1990-430) re- 強意(繰り返す) + solut(e) 解く → 繰り返し解いた → 繰り返し解いて固めた → 決意した、意思の固い
接頭辞 re-
re-
には、再び(again)/繰り返すことで強意、後ろに/元に/反対に(back/backward)というイメージがある。
繰り返しや再び、または繰り返しによる強意という意味や、後ろや反対という意味の大きく2つのイメージを持っていることを覚えよう。
re- の関連語
remain
(DUO 2019-437) re- 再び・後ろへ・強意を持つ + main 留まる → 後ろに留まる → 置き去りにされる → …のままでいる、残る
↳ remains
(DUO 2019-437) re- 再び・後ろへ・強意を持つ + main 留まる + -s (名詞化)→ 後ろに留まること → 置き去りにされること → 残ったもの、遺跡、遺体
↳ remainder
(DUO 2019-437) re- 再び・後ろへ・強意を持つ + main 留まる + -der(名詞化)→ 後ろに留まること → 置き去りにされること → 残り
remind
(DUO 32-7) re- 再び(again) + mind 気付く → 再び気付く → 思い出す → …(人)に思い出させる、…(人)に気付かせる
※思い出すのは「自分(主体)」ではなく、「他の誰か(目的語)」である点に注意
↳ reminder
(DUO 32-7) re- 再び(again) + mind 気付く + -er こと、もの(名詞化)→ 再び気付くこと → 思い出すこと・もの →(記憶を)呼び起こすもの、督促状
remote
(DUO 180-36) re- 後ろに + mot 動かす → 後ろに動かす → 後ろに動かして遠く離れたような → 遠く離れた、関係の薄い(=わずかな)
語根 solut, solv
solut, solv は、 「解く」「緩める」というイメージを持つ。
縄を緩めて解くなど、元に戻すイメージを持っている。solve と resolve は、同じ解決するという意味を持つが、接頭辞 re- の付く resolve の方がより込み入った問題を緩めて解決する意味合いが強いのがユニークだ。re- の持つ「再び」という意味合いで問題の複雑さを強調しており、丸暗記よりもその違いを理解し易いのが語源を辿るメリットだ。
solut, solv の関連語
absolute
(DUO 241-49)ab- 離れて + solut 解く → 解くことから離れた → 解いて他とは離れたて → 解決して開放された → 絶対的な、完全な
↳ absolutely
(DUO 241-49)ab- 離れて + solut 解く + -ly (形容詞化)→ 解くことから離れて → 解いて他とは離れて → 解決して開放されて → 絶対的に、完全に、疑問の余地なく
solution
(DUO 400-84) solut 解く + -ion(名詞化) → 解くこと → 解決策
↳ solve
(DUO 400-84) solv(e) 解く → 解く → …を解く、…を解決する
dissolve (⇔ organize …を組織化する)
(DUO 1074-233) dis- 離れて + solv(e) 解く → 解いて分ける → …を分解する、…を溶かす、 解ける(自他動詞)
↳ desolution
(DUO none) dis- 離れて + solut 解く + -ion(名詞化) → 解いて分けること → 分解