接頭辞【語源】ad-, as-, ac-, ag-, al-, ap-, at-

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accuse
(DUO 2134-460)ac- の方へ + cuse 原因 → 原因の方へ  → ~に原因があると考える → …を責める、…を訴える

  ↳   accusation
(DUO 2134-460)ac- の方へ + cuse 原因 + -tion (名詞化) → 原因の方へ→ ~に原因があると考えること → 告発、非難

  ↳   accused
(DUO 2134-460)ac- の方へ + cuse 原因 + -d 過去分詞(名詞化) → 原因を有するひと→ 被告人

achieve
(DUO 1624-351) a- (=ad-) の方に + chi (=cap) 頭 + -eve (動詞化)→ 頭の方へ向かって → 頭の方に向かっていき到達する → 目標に向かって到達する → …を成し遂げる、…を達成する

  ↳   achievement
(DUO 1624-351)a- (=ad-) の方に + chi (=cap) 頭  + -eve (動詞化)+ ment (名詞化) → 頭の方へ向かって → 頭の方に向かっていき到達すること → 目標に向かって到達すること → 達成、功績、業績

acquire
(DUO 2245-483) ac-  の方に + quire 探し求める
 → の方へ探し求める → 努力して手に入れる → …を獲得する、 …を習得する

  ↳   acquisition
(DUO 2245-483) ac- の方に + quisit 探し求める + -ion(名詞化)→ の方へ探し求めること → 努力して手に入れること→ 獲得、取得、習得

  ↳   acquired
(DUO 2245-483) ac- の方に + quir 探し求める + -ed(形容詞化)→ の方へ探し求めた → 努力して手に入れた → 身に付いた、後天的な

acquaintance
(DUO 2313-497)a- の方に + cognizance 認識、認知 →  a- の方に + co-(=com-) 一緒に + gni(=gno)  知る + ance (名詞化)→ ~に向かって一緒に知っているひと →  知り合い、知人

acquaintance と acquire の語源は違う?

語源を調べる習慣が身についてくると、これらの単語は同じ語源であるように思えてならない。しかし、よくよく調べると、上記のように全く違う語根(root)を持っていることがわかり混乱する。語源は、長年の変遷を経てのものなので、同じようで違う、違うようで同じという単語がかなりあるのも事実だ。
それは歴史を尊重して割り切って覚えるほかないのだ。とは云うものの、そもそも acquire や acquired を覚えてから acquintance を知ると、何故に「知人」なのか?という疑問にぶつかる。どうみても関連性が無いのだ。
そこで助けになるのが語源だ。

acquire
(DUO 2245-483) ac-  の方に + quire 探し求める

acquaintance
(DUO 2313-497)a- の方に + cognizance 認識、認知 →  a- の方に + co-(=com-) 一緒に + gni(=gno)  知る + ance (名詞化)

接頭辞は基本的に同じだが、語根が全く違うことと、その意味さえわかれば、これらの意味の違いもスッキリと納得がいくものだ。ここは、見た目の相似をシナプス・ポイントとしてこれらの単語を頭に取り込んでしまおう!

adapt
(DUO 1657– 358)  ad- その方向へ + apt 適切な → 適切な方へ → …を変える、…を適合させる
 
 ↳    adaptation
(DUO 1657– 358)  ad- その方向へ +  apt 適切な + -ate(動詞化) + -ion (名詞化)→ 適切な方にすること → (目的に合わせた)変更

 ↳    adaptable
(DUO 1657– 358)  ad- その方向へ + apt 適切な + -able できる(形容詞化)→ 適切な方にできる → 適応できる、順応性のある

 ↳    adaptablility
(DUO 1657– 358)  ad- その方向へ + apt 適切な + -able できる(形容詞化)+ -ity (名詞化)→ 適切な方にできること → 順応性、適応性

 ↳    apt ( apt自体が形容詞として存在している)
(DUO 105– 23)  ラテン語 aptus 適した、ふさわしい → 適切な  、~しがちな(形容詞)
※ be apt to do …しがちである(=tend to do)

 ↳    aptitude 
(DUO 105– 23)  apt ラテン語 aptus 適した、ふさわしい + itude (名詞化)→ 適正、才能

add
(DUO 510-108)  ad- の方へ + d (=don) 与える → そこに与える → …を加える(⇔ subtract …を引く)、…と付け加えて言う(say)

 ↳    addition
(DUO 510-108)  ad- の方へ + dit (=don) 与える + -ion(名詞化)→ そこに与えること → 加えること (⇔ subtraction 引くこと)

 ↳    additional
(DUO 510-108)  ad- の方へ + dit (=don) 与える + -ion(名詞化)+ -al (形容詞化)→ そこに与えるような → 追加の、付加された(extra)

addict
(DUO 1925-417) ad- の方に + dict 話す → の方へ話す → ~のことばかり言う → …の中毒になる、…に熱中する(動詞)/ 中毒者、常用者、大ファン(名詞)

  ↳   addiction
(DUO 1925-417) ad- の方に + dict 話す + -ion (名詞化) → の方へ話すこと → ~のことばかり言うこと → 中毒