discrimination
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)+ -ion(名詞化) → 離れて分けること → それぞれに分けること → 区別、差別
※ 語根 cri は、「分ける (separate)」という意味がある。
同じ語源から派生した同様の語根は、他に cre, creet, cer(n) などがある。critical は、「(生きるか死ぬかの)危機的な」もしくは「(行方を左右する)重大な」という意味があるように、「どちらかに分ける」がコアイメージになっている。
↳ discriminate
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)→ 離れて分ける → それぞれに分ける → 区別する、差別する
↳ discriminately
(DUO 2061-445) dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)+ -ly(形容詞化)→ 離れて分けるような→ それぞれに分けるような → 差別的な
↳ critical
(DUO 2176-469) critic (=cri) 分ける + -al (形容詞化) → 分けるような → (生きるか死ぬかの)危機的な、(行方を左右する)重大な、(作品に対して良いか悪いかをコメントする)批評の
※ この単語は、一見するとバラバラの意味を持っているように感じるが、「分ける」というコアイメージを基に、生死・左右・善悪などの両極を判断する際の状況を表すことが語源から理解できる。
discuss
(DUO 2387-518) dis- 離れて + cuss 打ち砕く、振り動かす → 離れて打ち砕く → ばらばらに打ち砕くほど話し合う → …について話し合う、…について討論する
↳ discussion
(DUO 2387-518) dis- 離れて + cuss 打ち砕く、振り動かす + -ion(名詞化) → 離れて打ち砕くこと → ばらばらに打ち砕くほど話し合うこと → 話し合い、討論
↳ percussion
(DUO none) per- 完全に + cuss 打ち砕く、振り動かす + -ion(名詞化) → 完全に振り動かすこと → 衝撃、衝突、打楽器
※ 語根 cuss は、「打ち砕く」「振り動かす」意味がある。discuss の意味とかけ離れているようだが、議論することは「打ち合せをする」こと。この打ち合わせの「打ち」に表現されるように、詳細に話し合うことを打って合わせると言うと、なんとなく意味が繋がってくる。
打ち合わせという言葉も、そもそも楽器を打って鳴らして合わせるところから来ているという説もあるので、理解の助けになる。percussion パーカッションは、日本語としても使われているので、語根 cuss のシナプス・ポイントとして覚えておきたい。
disease
(DUO 284-58) dis- 否定(not) + ease 安楽な → 安楽な状態ではない → 病気
disguise
(DUO 2338-505) dis- 離れた + guise 様子 → 離れた様子 → 通常の外観から離れた → 変装、見せかけ(名詞) / 変装する、…を隠す(動詞)
disgusting
(DUO 242-49) dis- 反対の + gust 味 + -ing (形容詞化)→ 味から離れたような → 食欲を削ぐような → 気分を悪くさせるような → 不快な、むかつく、ぞっとするような
↳ disgust
(DUO 242-49) dis- 反対の + gust 味 → 味から離れる → 食欲を削ぐ → 気分を悪くさせる→ …を不快にさせる(動詞)/ 嫌悪感(名詞)