接頭辞【語源】 sub, suc, suf, sup, sus

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単語の頭に付く接頭辞。接頭辞+語根+接尾辞を基本として英単語が成り立っている。
この接頭辞一つで単語の意味が大きく変化する場合が多いので主要な接頭辞を理解していると、知らない単語でも大まかな意味を掌握できる可能性が高まるため、非常に重要だ。

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接頭辞 sub-, suc-, suf-, sup-, sus-

sub-, suc-, suf-, sup-, sus-

には、「下」 「副(代理)」というイメージがある。
基本形は ラテン語を語源とする sub- だが、後ろに続く語幹部分の先頭によって sub- でなく、suc-, suf- などに変化することがある。

sub-, suc-, suf-, sup-, sus- の関連語

subject
(DUO 777-1770)sub- 下に + ject 投げる →下に投げる → 下のものを服従させる/下に置かれたもの → …に受けさせる(動詞)/ 主題、テーマ、科目、臣民 (⇔ object 目標、目的、異議を唱える)

 ↳    subjective
(DUO 777-1770) sub- 下に + ject 投げる + -ive のような(形容詞化)→ 下のものを服従させるような → 主観的な

submit
(DUO 1673– 361)  sub- 下に + mit  送る → 下からモノを送る、自分を下の存在として送る → …を提出する、…に服従する

 ↳    submission
(DUO 1673– 361)  sub- 下に + miss 送る + -ion こと(名詞化) → 下からモノを送ること、自分を下の存在として送ること → 提出、服従

 ↳    submissive
(DUO 1673– 361)  sub- 下に +  miss  送る +  -ive の、のような(形容詞化)→ 自分を下の存在として送るような → 服従的な

subordinate
(DUO 1342-286)  sub- 下に + ordin 順序だった列 + -ate(形容詞化)(名詞化)→ 下に順番に置く → 下の序列に置く → 下位に置く → 下位の(形容詞)/ 部下(名詞)

  ↳  subordination
(DUO none)  sub- 下に + ordin 順序だった列 + -ate(形容詞化)+ -ion(名詞化)→ 下に順番に置くこと → 下の序列に置くこと → 下位に置くこと → 従属、下位、従位

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substance
(DUO 802-175) sub- 下に + st 立つ + -ance (名詞化) → 下に立っているもの、下で支えているもの → 物質、本質

 ↳    substantial
(DUO 802-175) sub- 下に + st 立つ + -ance (名詞化)+ -al  のような (形容詞化) → 物質として立っているもののような → かなり、本質的な、中身のある、頑丈な

 ※substance(物質・本質)を形容詞化したものだが、「物質の」という形容詞で使われることがないので紛らわしい。

substitute
(DUO 498-105) sub- 下に + stitute 立つ → 下に立てる → 誰かの下に立てる → 代理として立てる

 ↳    substitution
(DUO 498-105) sub- 下に + stitute 立つ + -ion(名詞化) → 下に立てること → 誰かの下に立てること → 代理として立てること → 代理、代用

subtract
(DUO 510-108) sub- 下に + tract 引く → 下に引く、下の方へ引っ張る → …を減らす、差し引く、引き算する  (⇔ add 加える)

 ↳     subtraction
(DUO 510-108) sub- 下に + tract 引く + -ion(名詞化)→ 下に引くこと、下の方へ引っ張ること → 引くこと (⇔ addition 加えること)