case の語源と意味

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(DUO 126-27) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号126と英文番号27を示している

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語源 case

語根 cas 偶然、落ちる  → 偶然身の上に落ちてきたこと → 場合、事例、事実、事件、症例、ケース

語根 cas, cad, cid

cas, cad, cid, cide は、 「偶然」「落ちる」というイメージを持つ。

cas, cad, cid の関連語

casual
(DUO 2312-497) cas 偶然 + -ual(形容詞化) → 偶然の → 計画的でない様子や形式ばらない様子の → 偶然の、付き合いの浅い、何気ない、気取らない

 ↳    casualty
(DUO 474-98) cas 偶然 + -ual (形容詞化)+ -ty(名詞化) → 偶然起こった災害や損害 → 犠牲者、被害者 (⇔ offender 加害者)

犠牲者を表す casualty, fatalty, victim の違い

fatalty は、事故、事件、殺人、病気などで、犠牲者として早死にした場合に用いる言葉。亡くなった人を表す意味にもなる。
victim, casualty は、事故などによる犠牲者、死傷者を意味しており、死者だけでなく負傷者も含めているので、fataltyとは明確に違いがある。
特にcasuarly には、語源「cas 偶然」を由来としていることから、より偶然の事故や戦争などの犠牲者を表している。

coincide
(DUO 799-174) co- 一緒に + in- 中に + cid 偶然、落ちる  → ~の中に偶然一緒に落ちる → 偶然一致する、同時に起こる、符号する(with…と)

 ↳    coincidence
(DUO none) co- 一緒に + in- 中に + cid 偶然、落ちる + -ence(名詞化) → ~の中に偶然一緒に落ちること → 偶然の一致

occasion
(DUO 2307– 496)  oc- (= ob-) に向かって + cas (= cade) 落ちる + -ion (名詞化) → に向かって落ちること → 何かに向かって落ちること → 何かに向かって降りかかること → 機会、好機、出来事、イベント

 ↳    occasional
(DUO 2307– 496)  oc- (= ob-) に向かって  + cas (= cade) 落ちる + -ion (名詞化) + -al (形容詞化) → に向かって落ちること → 何かに向かって落ちること → 何かに向かって降りかかるような → 時々、規則正しくない形で降りかかるような → 時々の、たまの、臨時の

 ↳    occasionally
(DUO 2307– 496)  oc- (= ob-) に向かって  + cas (= cade) 落ちる + -ion (名詞化) + -al (形容詞化)+ -ly (副詞化) → に向かって落ちる → 何かに向かって落ちる → 何かに向かって降りかかるように → 時々、規則正しくない形で降りかかるように → 時々、たまに