certainty の語源と意味

Library in Wiener

(DUO 129-27) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号129と英文番号27を示している

スポンサーリンク

語源 cer + tain + ty

cer 分ける + -tain (形容詞化)+ -ty(名詞化)

【シナプス・ポイント】
cer  と  -tain  と  -ty  を繋げると、
分けるようなこと → 物事の良し悪しを分けるようなこと → 物事を分けて決めるようなこと → 確実、確実性

※ certain は、「確立された」がコアイメージ


 ↳    certain
(DUO 129-27)  cer 分ける + -tain (形容詞化) → 分けるような → 物事の良し悪しを分けるような → 物事を分けて決めるような → 確立された、確実な、確信している

 ↳    certainly
(DUO 129-27)  cer 分ける + -tain (形容詞化)+ -ly(副詞化) → 分けるように → 物事の良し悪しを分けるように → 物事を分けて決めるように → 確かに

語根 cri, cer, cern, creet, cret

cri, cer, cern, creet, cret は、「分ける」というイメージを持つ

語根 cri は、「分ける (separate)」という意味がある。
同じ語源から派生した同様の語根は、他に cre, creet, cer(n) などがある。critical は、「(生きるか死ぬかの)危機的な」もしくは「(行方を左右する)重大な」という意味があるように、「どちらかに分ける」がコアイメージになっている。

cri, cer, cern, creet, cret の関連語

crisis
(DUO 624-134)  cri 分ける + -sis 状況・過程(名詞化) → 分ける状況 → (生きるか死ぬかの運命を)分ける状況 → 危機

crime
(DUO 2146-462)  cri 分ける + -me  → 分けること → 良し悪しを分ける対象 → 有罪か無罪かに分ける対象 → 判決されるべき対象 → 犯罪、悪行

※ 犯罪と訳されることが多いが、例え有罪でなくとも、一般的に悪行とみなされれば crime が使われる
※※ クライムと発音するが、climb(登る) もクライムと発音するので注意

critical
(DUO 2176-469)  critic (=cri) 分ける + -al (形容詞化) → 分けるような → (生きるか死ぬかの)危機的な、(行方を左右する)重大な、(作品に対して良いか悪いかをコメントする)批評の

※ この単語は、一見するとバラバラの意味を持っているように感じるが、「分ける」というコアイメージを基に、生死・左右・善悪などの両極を判断する際の状況を表すことが語源から理解できる。

discrimination
(DUO 2061-445)  dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)+ -ion(名詞化) → 離れて分けること → それぞれに分けること → 区別、差別

  ↳  discriminate
(DUO 2061-445)  dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)→ 離れて分ける → それぞれに分ける → 区別する、差別する

  ↳  discriminately
(DUO 2061-445)  dis- 離れて + cri 分ける + minate (動詞化)+ -ly(形容詞化)→ 離れて分けるような→ それぞれに分けるような → 差別的な