(DUO 234–48) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号0234と英文番号048を示している
語源 ef- + fect
ef- (=ex-) 外に + fect 作る・作用する
【シナプス・ポイント】
ef- (=ex-) と fect を繋げると、
外に作る → 作り出した → 作り出した結果 → 効果、結果、効力(名詞) / …を発効させる、…をもたらす、…を達成する(動詞)
↳ effective
(DUO 234–48) ef- (=ex-) 外に + fect 作る・作用する + -ive ような(形容詞化)→ 作り出した結果のような → 効果的な、効果がある
↳ effectively
(DUO 234–48) ef- (=ex-) 外に + fect 作る・作用する + -ive ような(形容詞化) + -ly(副詞化)→ 作り出した結果のように → 実際の効果としては → 実質的には
接頭辞 ef- = ex-, e-
ef- = ex-, e-
には、「外へ(out)」 や「越えて」「外に出す」というイメージがある。
基本形は ex- だが、後ろに続く語幹部分の先頭が力強い音(有声子音)時に、 e- となることがある。(例: emit, eject , evaluate )
※ハイフン必須の単語では、意味は「前」「元」という意味となる。
ef- = ex-, e- の関連語
effort
(DUO 2059– 445) ef- (=ex-) 外に + fort 強い、力 → 力を外に出す → 努力、試み
emit
(DUO 1100– 237) e-(=ex-) 外に + mit 送る(send) → 外に送る → …を放出する、排出する
↳ emission
(DUO 1673– 361) e-(=ex-) 外に + miss 送る + -ion こと(名詞化)→ 外に送ること → 内側のものを外に出すこと → 排出、放出
evaluate
(DUO 621-133) e- 外に + val 価値 + -ate (動詞化)→ 価値を外にする → 価値を見出す → …を評価する、…を評定する
↳ evaluation
(DUO 621-133) e- 外に + val 価値 + -ate (動詞化) + -ion(名詞化) → 価値を外にすること → 価値を見出すこと → 評価
eliminate
(DUO 2088– 451) e- 外に + limin 境界 + -ate する(動詞化)→ 境界の外に出す → …を除外する、…を削減する、…を取り除く
↳ elimination
(DUO 2088– 451) e- 外に + limin 境界 + -at する(動詞化)+ -ion こと(名詞化)→ 境界の外に出すこと → 除去、削減
語根 fit, fic, fac, fect
fit, fic, fac, fect, feat, fact は、 「する」「作る」というイメージを持つ
fit, fic, fac, fect, fit の関連語
perfect
(DUO 812– 177) per- 完全に + fect 作る・作用する → 完全に作られた → 完全な
↳ perfection
(DUO 812– 177) per- 完全に + fect 作る・作用する + -ion こと(名詞化)→ 完全に作られたこと → 完全さ、完璧さ
↳ perfectly
(DUO 423- 88) per- 完全に + fect 作る・作用する + -ly(副詞化)→ 完全に作られて → 完全に、完璧に
affect
(DUO 1104-238) af- (=ad-) その方向に + fect 作る・作用する → その方向に作用する → …に影響を及ぼす、作用する
↳ affection
(DUO 1104-238) af- (=ad-) その方向に + fect 作る・作用する + -ion こと(名詞化)→ その方向に作用すること・心を動かすこと → 愛情(love)
↳ affectionate
(DUO 1104-238) af- (=ad-) その方向に + fect 作る・作用する + -ion こと(名詞化)+ ate のような(形容詞化)→ 心に作用するような → ハートにグサッと突き刺さるような → 愛情表現が豊かな
※ affect から affection/affectionate は意味がかなり隔たっているように見えるが、こうして語源レベルに落とし込んでみると、意味の繋がりが見えてくる。まさにシナプス効果といえよう。
もし、丸暗記だけであったら、似ているのみ全く意味の違う単語として認識できず、何の関連性も生まれない。
この affection の意味が「愛情」というように意味合いが狭まっているのは異質ではあるが、affect と affection の関係性を理解しておけば記憶に刻みやすい。
effect : 結果について使われる。「名詞」でよく使われる。
接頭辞 ef- の「外に」出た作用として「結果」が出ると覚えるとよい。
affect : 何かの変化や影響を与えるという意味で使われる。「動詞」でよく使われる。
接頭辞 af- の「その方向に」向かう作用として「影響を与える」と覚えるとよい。