agreement の語源と意味

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(DUO 371-78) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号371と英文番号78を示している

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語源 a + gree + ment

a (=ad-) の方へ + gree (=grat) 喜び、感謝 + -ment(名詞化)

【シナプス・ポイント】
a (=ad-) と gree (=grat) と -ment を繋げると、
の方に喜び、感謝 → 相手に喜び、感謝を示すこと → 相手に同意すること → 合意、同意、意見の一致


 ↳    agree
(DUO 371-78)  a- (=ad-) の方へ + gree (=grat) 喜び、感謝  → の方に喜び、感謝 → 相手に喜び、感謝を示す → 相手に同意する → 同意する、一致する

 ↳    agreeable
(DUO 371-78)  a- (=ad-) の方へ + gree (=grat) 喜び、感謝 + -ableできる(形容詞化) → の方に喜び、感謝ができる → 相手に喜び、感謝を示すことができる → 相手に同意することができる → 同意に前向きな、受け入れられる、(好みに合うので)心地よい

接頭辞 ad-, as-, ac-, ag-, al-, ap-, at-

ad-, as-, ac-, ag-, al-, ap-, at-
には、「~の方へ、~に」というイメージがある。
意味は、前置詞「to」と同じと覚えておけば良いであろう。

これらの接頭辞は、以下のように数多くの変形パターンがあるが、接頭辞の直後にくる語根のスペルに影響されると認識していれば細かく覚える必要はないであろう。

ad-, as-, ac-, ag-, al-, ap-, at-  の関連語

affair
(DUO 2081-449)  af- (= ad-) に向かって (to) + fair (=fect) 作る → ~に向かって作る → 事態などを作ること → 諸問題、出来事、こと、事柄、浮気

adopt
(DUO 1956– 423)  ad- その方向へ + opt 選ぶ(option 選択) → ~の方を選ぶ → …を採用する、…を養子にする

 ↳    adoption
(DUO 1956– 423)  ad- その方向へ + opt 選ぶ(option 選択)+ -ion (名詞化) → ~の方を選ぶこと → 採用、養子縁組

advise
(DUO 1491-321) ad- の方に + vise (=vid ) 見る → の方に見る → の方に向かって見る → 相手をじっくり見て助言する → …に助言(忠告)する

 ↳    advice
(DUO 1491-321) ad- の方に + vice (=vid ) 見る → の方に見る → の方に向かって見ること → 相手をじっくり見て助言すること → 助言、忠告

※ 語根には、動詞と名詞が混同されやすい場合に、動詞には -se を、名詞には -ce を使用する場合がある。advise と advice がその好例だ。

 ↳    adviser/advisor
(DUO 1491-321) ad- の方に + vis 見る + -er/-or ひと(名詞化) → の方に見るひと → の方に向かって見るひと → 相手をじっくり見て助言するひと → 助言者、顧問

 ↳    advisable
(DUO 1491-321) ad- の方に + vis (=vid ) 見る + -able 可能性(形容詞化) → の方に見ることができる → の方に向かって見ることができる → 相手をじっくり見て助言することができる → 賢明な、得策の (= sensible)

 ↳    advisory
(DUO 1491-321) ad- の方に + vis (=vid ) 見る + -ory(形容詞化)→ の方に見る → の方に向かって見る → 相手をじっくり見て助言する → 助言を与える、諮問の

affair
(DUO 2081-449) af- = ad- ~に向かって(to) + fair(=feit ) 作る → ~に向かって作る → 事態などを作ること → 諸問題、出来事、こと、事柄、浮気

語根 grace, grat

grace, grat は、「(神の)恩寵」をコアイメージとして、「慈悲深い」「優美な」「感謝」というイメージに繋がり、さらに「喜び」のイメージを有するに至っている

grace, grat の関連語

congratulations (※ お祝いの言葉の場合には必ず -s を付ける)
(DUO 2490-541)  con- 一緒に + grat (ul) 喜び、感謝 + -ate (動詞化)+ -ion(名詞化)+ s (※) → 一緒に喜ぶこと → 祝うこと → お祝いの言葉、おめでとう

※ お祝いする言葉は一つだけではなく、沢山の思いが込められているという背景があることで、語尾に s が付いて複数形になっている。そのため、congratulation では「おめでとう」の意味にはならない。 (thanks, cheers, my apologies などの思いを伝える言葉には共通したルールになっている)

 ↳    congratulate
(DUO 2490-541)  con- 一緒に + grat (ul) 喜び、感謝 + -ate (動詞化)→ 一緒に喜ぶ →  …(人)にお祝いの言葉を述べる

gratitude
(DUO 440-91)  grati 感謝 + tude こと(名詞化)  → 感謝すること → 感謝、感謝の気持ち (= thanks, appreciation)

grateful
(DUO 440-91)  grate 感謝 + -ful (形容詞化) → 感謝している 

※ be grateful to … (for A )   (Aのことで)…(人)に感謝している