immediate の語源と意味

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(DUO 401-84) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号401と英文番号84を示している

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語源 im + medi + ate

im- 否定 + medi 中間  + -ate ~するような(形容詞化)

【シナプス・ポイント】
im-medi と -ate を繋げると
中間がないようにするような → 時間や空間で中間がないようにするような → (時間軸で)即時の、すぐの、(空間軸で)最も近い


 ↳    immediately
(DUO 401-84) im- 否定 + medi 中間  + -ate ~するような(形容詞化)+ -ly(副詞化)→ 中間がないようにして → 時間的に中間がないようにして → 直ちに、すぐに

接頭辞 in- ,im- 

in-, im-, ir-, il-, ig-
には、「否定」「中に」というイメージがある。

否定の意味を持つ接頭辞はいくつかある。
in, im, un, dis などが代表例だ。
代表と云ったのは、 in では接頭辞の後に続く語根のスペルによって ir や il などに変化することがあるからだ。im も in の変形でもある。
色々あって覚えにくく感じるが、これらの否定の接頭辞を知っておくと、かなり多くの単語の記憶の手助けになるので、しっかり把握しておこう。

紛らわしいのは、in, im は「中に」という全然違う意味の接頭辞があることだ。
それは印欧祖語までさかのぼると語源が違うことが要因のようだが、その違いを詳しく知っても他の単語の手助けにはあまりならないので、「否定」か「中に」かについて難しいことは考えずに語根との組み合わせ次第で割り切って覚えてしまおう。

一方で、un と dis は「否定」と覚えておけば問題ないであろう。単語を見た瞬間に「否定」のイメージが出来るので、覚えていない単語でも想像つきやすくなる。

in- ,im- 「否定」の関連語

ignore
(DUO 679-146) ig- 否定(=not)+ gno(re) 知る  → 認識しない → …を無視する、…に気づかないふりをする

  ↳    ignorant
(DUO 679-146) ig- 否定(=not)+ gno(r) 知る + -ant(形容詞化) → 認識しないような → 無知な、(知っているべきことを)知らない

  ↳    ignorance
(DUO 679-146) ig- 否定(=not)+ gno(r) 知る + -ance(名詞化) → 認識しないこと → 無知、知らないこと

intense
(DUO 236-48)in-  中に +  tens → 中に伸ばす → 中に向かって引っ張る → ピンと張りつめた感情が中に集中する → (感情や勢いなどが)強烈な、激しい

 ↳    intensive
(DUO 236-48)in-  中に +  tens → 伸ばす中に伸ばす + -ive (形容詞化)→ 中に向かって引っ張るような → ピンと張りつめた感情が中に集中するような → 集中的な、集約的な

 ↳    intensify
(DUO 236-48)in-  中に +  tens → 伸ばす中に伸ばす + -ify (動詞化)→ 中に向かって引っ張る → ピンと張りつめた感情が中に集中させる → 強まる、…を強化させる(自他動詞)

 ↳    intensity
(DUO 236-48)in-  中に +  tens → 伸ばす中に伸ばす + -ity (名詞化)→ 中に向かって引っ張ること → ピンと張りつめた感情が中に集中させること → 激しさ、熱心さ

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語根 medi

medi は、「中間」(=middle)というイメージを持つ

medi の関連語

mediterrannean
(DUO 2203-474) medi 中間 + terra 土地 + -an (形容詞化)→ 土地の中間の → 地中海の(形容詞)/ (theー)地中海

※ terra は、「土地」というイメージを持つ。

 ↳    territory
(DUO 1964-424) terra + -ory 場所(名詞化)→ 土地 → ある特定の土地 → 領土、領地

 ↳    territorial
(DUO 1964-424) terra + -ory 場所(名詞化)+ -al (形容詞化)→ 土地の → ある特定の土地の → 領土の、領地の

medieval
(DUO 2232-480) medi 中間  + ev 時代 + -al(形容詞化) → 中間時代の → 中世の