(DUO 1165-251) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1165と英文番号251を示している
語源 de + vast + ate + ion
de- 強意 + vast 荒らす、空の + -ate (動詞化)+ -ion(名詞化)
【シナプス・ポイント】
de- と vast と -ate と -ion を繋げると、
徹底的に荒らすようにするようなこと → 壊滅(状態)
↳ devastating
(DUO 1165-251)de- 強意 + vast 荒らす、空にする + -ate (動詞化)+ -ing(形容詞化)→ 徹底的に荒らすようにするような → 壊滅的な、衝撃的な、立ち直れないほどの
接頭辞 de-
de-
には、「下に」(down) や「離れて」(apart)というイメージがある。
他にも「否定」「完全に」「外へ」の意味を持つ。
接頭辞 dis- も同じような意味を持っているので、かなり紛らわしくなっている。
どちらもラテン語由来なので仕方のないことではあるのだが、dis- の方が「否定」で使われていることが圧倒的に多い。
de- の関連語
deprive
(DUO 1977-427) de- 離れて + prive 個人 → 個人から離れて → 人から離す → (~of, ~から)…を奪う
↳ deprived
(DUO 1977-427) de- 離れて + priv 個人 + -ed (形容詞化)→ 個人から離された → 人から離された → 奪われた、はく奪された → 恵まれない、貧困な
demonstrate
(DUO 1598-345) de- 完全に + monstr 示す + -ate(動詞化) → 完全に示すこと → …を実演してみせる、…をはっきり示す、…を実証する、抗議デモをする(自他動詞)
↳ demonstration
(DUO 1598-345) de- 完全に + monstr 示す + -ate(動詞化)+ -ion(名詞化) → 完全に示すこと → 実演説明、抗議デモ、はっきり示すもの
debate
(DUO 2141-461) de- 離れて + bate(=bat) 打つ → 離れて打つ → 離れて言葉を打ちあう → 討論する、論争する(自他動詞) / 討論、論争(名詞)
※ 語根 bate, bat は、「打つ」(beat)のイメージを持つ。野球のバット(bat)がまさにそれ。なお、討論は、「論を討つ」を意味するので、英語源と関連していて面白い。
語根 vast, vac
vast, vac は、 「荒らす」「空(から)の」というイメージを持つ
vast, vac の関連語
vast
(DUO 800-174) vast 空っぽ → 空っぽな何もない状態 → 広大な、膨大な
vacant
(DUO 163-33) vac 空っぽ + -ant (形容詞化)→ 空っぽな状態の → 空いている、誰もいない
↳ vacancy
(DUO 163-33) vac 空っぽ + -ancy (名詞化)→ 空っぽな状態 → 空き、空席
vacation
(DUO 1366-292) vac (=vast ) 空っぽ + -ate(動詞化) + -ion(名詞化)→ 空いていること → 仕事をしていないこと、職場が空っぽなこと → 休暇、息抜き(名詞)/ 休暇をとる(動詞)
vacuum
(DUO 1366-292) vac 空っぽ + -uum→ 空っぽであること → 真空(名詞)/真空の(形容詞)
evacuate
(DUO none) e-(=ex-) 外へ + vac 空っぽ + -ate(動詞化)→ 中身を出して空にする → …を空にする、…を非難させる、排せつする(自他動詞)