previous の語源と意味

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(DUO 1310– 279) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1310と英文番号279を示している

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語源 pre + vi + ous

pre- 前に + vi(=via) 道 + -ous (形容詞化)

※ 語根 vi(=via) は、「道」(way)のイメージを持つ

【シナプス・ポイント】
pre- と vi と -ous を繋げると、
前の道を行く → 前の、前回の


 ↳  previously
(DUO 1310- 279) pre- 前に + vi 道 + -ous (形容詞化)+ -ly (副詞化) → 前の道を行く → 以前は、前もって

接頭辞 pre-, pro-, per-, pur- 

pre-, pro-, pur-, per- 
には、「前に」というイメージがある。
ただし、「前に」というイメージには大きく2つの意味がある。

それが
①順番や時間的な過去を示す「前に」(before)
②方向、空間や時間的な未来を示す「前に」(forward)
だ。

①は、「事前に」や「あらかじめ」と云うとわかりやすく、predict (…を予測する)や prepare(…を準備する)などで使われている。この意味では特に pre- が主に使われている。

②は、「前進」や「これから前に」というニュアンスで、 proceed (進む)や prospect (見込み)などといったように、これから先のことについて意味をなす。この意味では特に pro- が主に使われている。

pre-, pro-, pur-  の関連語

precede
(DUO 63-14) pre- 前に(before) + cede 行く(go)  → 前に行く → 先に行く → …に先行する、…を先導する、 先立つ

 ↳     preceding
(DUO 63-14) pre- 前に(before) + cede 行く(go)+ -ing(形容詞化)→ 前に行く → 先に行く → 先行する、すぐ前の、前述の、上記の、先立つ

promote
(DUO 1344-287) pro- 前に + mot 動かす → 前に動かす → …を促進する、…を昇進させる

【注意!】promote の動詞は、他動詞で「(誰かを)を昇進させる」などの意味を持っている。「(誰かが)昇進する」の意味では、 get promoted となるので注意が必要だ。

 ↳     promotion
(DUO 1344-287) pro- 前に + mot 動かす + -ion (名詞化)→ 前に動かすこと → 促進、昇進

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語根 vi, via, vey, voy

vi, via, vey, voy は、「道」(way)というイメージを持つ

vi, via, vey, voy の関連語

obvious
(DUO 1277– 273) ob- ~の方へ + vi 道 + -ous (形容詞化) → 進むべき道に向かっているような → 迷いなく正しい道に向かっている → 明らかな

 ↳  obviously
(DUO 1277– 273) ob- ~の方へ + vi 道 + -ous (形容詞化)+ -ly(副詞化) → 進むべき道に向かっているように → 迷いなく正しい道に向かって → 明らかに

convey
(DUO 1065- 230) con- 一緒に + vey (=via) 道 → 一緒に道を行く → 積み荷と一緒に道を行く → …を運ぶ、 …を運搬する

 ↳  conveyance
(DUO none)  con- 一緒に + vey (=via) 道 + -ance(名詞化)→ 一緒に道を行くこと → 積み荷と一緒に道を行くこと → 運搬、伝達、輸送機関

trivial
(DUO 2390519) tri 3つの + vi 道(way) + -al ~の(=ラテン語 alis) → 3つの道の → 取るに足らない3つの科目の → 取るに足らない、些細な

※ trivial は、語源の組み合わせだけでは意味不明だ。色々と調べると以下のような説明を見つけた。この単語はラテン語の trivium 由来で、中世の大学の7科目のうち、文法・論理・修辞学の3つを指しており、これらが取るに足らない科目であるとされていることが語源となっている。

via
(DUO 715-156) via 道 → …経由で、(伝達手段として)…を使って