recess の語源と意味

Library in Wiener

(DUO 1348-288) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1348と英文番号288を示している

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語源 re + cess

re- 後ろへ + cess 行く、譲る

【シナプス・ポイント】
re- cess を繋げると
(休むために)後ろに行く → 引っ込んだところ、奥、隠居所、休会、休廷

cess = ceed, ced は、「行く(go)」「譲る」がコアイメージとなっている。かなり多くの単語に出てくるので関連語句をシナプス効果で繋げて覚えてしまおう!


 ↳     recession
(DUO 1348-288) re- 後ろへ + cess 行く(go) + -ion (名詞化)→ 後ろに行くこと → 後退、景気後退、不景気、くぼみ

 ↳     recede
(DUO 1348-288) re- 後ろへ + cede 行く(go)→ 後ろに行く → 後退する、退く、引っ込む

接頭辞 re- 

re-
には、再び(again)/繰り返すことで強意、後ろに/元に/反対に(back/backward)というイメージがある。
繰り返しや再び、または繰り返しによる強意という意味や、後ろや反対という意味の大きく2つのイメージを持っていることを覚えよう。

re-  の関連語

reduce
(DUO 1372-293) re- 後ろに + duce 導く → 後ろに導く → …を後ろ向きに導く → …を減少させる、…を値引きする

 ↳   reduction
(DUO 1372-293) re- 後ろに + duct 導く +  -ion こと(名詞化)→ 後ろ向きに導くこと → 減少、削減、割引

resist
(DUO 1713-371) re- 反対に + sist 立つ → 反対に立つ → 反対の立場に立っている→ 抵抗する、反対する

 ↳   resistance
(DUO 1713-371) re- 反対に + sist 立つ + -ance (名詞化)→ 反対に立つこと → 反対の立場に立っていること → 抵抗

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語根 ced, cess, ceed, cede

ced, cess, ceed, cede は、「行く(go)」「譲る」というイメージを持つ。
この語根は、非常に多くの単語で使われており、接頭辞・接尾辞との組み合わせの数が無数にある。そのため、シナプス効果の高さは特筆レベルなので、この語根を元にした関連語を一気に覚えてしまおう!

ced, cess, ceed, cede の関連語

proceed
(DUO 2273-489) pro- 前に + ceed 進む/行く(go )→ 前に進む → 前進する、続ける

 ↳    process
(DUO 2273-489)  pro- 前に + cede(=ceed) 進む  → 前進すること → 前に進むためのこと → 手順、行程、プロセス

 ↳    procedure
(DUO 2273-489)  pro- 前に + cede(=ceed) 進む + -ure (名詞化) → 前進すること → 前に進むためのこと → 手順、手続き

 ↳    procession
(DUO 2273-489)  pro- 前に + cess(=ceed) 進む + -ion (名詞化) → 前進すること → 式典で前に進むためのこと → 列、行進

    ※古フランス語 procession に宗教的または世俗的な行列という意味がもたらされ、
     そこから宗教的な列を意味するようになった。

 ↳    proceedings
(DUO 2273-489)  pro- 前に + ceed 進む + -ings(名詞化)→ 前進する行動 → 前に進むための行動 → 訴訟の手続き、(会議の)進行

necessity
(DUO 527-111) ne- 否定  +  cess  譲る + -ity(名詞化)→ 譲ることのできないこと → 必要なので譲れないこと → 必需品、不可欠なもの、必要性

 ↳    necessitate
(DUO 527-111) ne- 否定  +  cess  譲る + -ity(名詞化) + -ate(動詞化)→ 譲ることのできない → 必要なので譲れない → …を要する

ancestor
(DUO 2259-486) an-(=ante-) 前の + cest 行く + -or ひと(名詞化)→ 前に行ったひと → 先祖