subordinate の語源と意味

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(DUO 1342-286) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1342と英文番号286を示している

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語源 sub + ordin + ate

sub- 下に + ordin 順序だった列 + -ate(形容詞化)(名詞化)

【シナプス・ポイント】
sub- ordin と -ate を繋げると、
下に順番に置く → 下の序列に置く → 下位に置く → 下位の(形容詞)/ 部下(名詞)


  ↳  subordination
(DUO none)  sub- 下に + ordin 順序だった列 + -ate(形容詞化)+ -ion(名詞化)→ 下に順番に置くこと → 下の序列に置くこと → 下位に置くこと → 従属、下位、従位

接頭辞 sub-, suc-, suf-, sup-, sus-

sub-, suc-, suf-, sup-, sus-

には、「下」 「副(代理)」というイメージがある。
基本形は ラテン語を語源とする sub- だが、後ろに続く語幹部分の先頭によって sub- でなく、suc-, suf- などに変化することがある。

sub-, suc-, suf-, sup-, sus- の関連語

substitute
(DUO 498-105) sub- 下に + stitute 立つ → 下に立てる → 誰かの下に立てる → 代理として立てる

 ↳    substitution
(DUO 498-105) sub- 下に + stitute 立つ + -ion(名詞化) → 下に立てること → 誰かの下に立てること → 代理として立てること → 代理、代用

submit
(DUO 1673– 361)  sub- 下に + mit  送る → 下からモノを送る、自分を下の存在として送る → …を提出する、…に服従する

 ↳    submission
(DUO 1673– 361)  sub- 下に + miss 送る + -ion こと(名詞化) → 下からモノを送ること、自分を下の存在として送ること → 提出、服従

 ↳    submissive
(DUO 1673– 361)  sub- 下に +  miss  送る +  -ive の、のような(形容詞化)→ 自分を下の存在として送るような → 服従的な

語根 orde, ordin, ordain

orde, ordin, ordain は、 「順序だった列」「命令 (order)」というイメージを持つ。順序だった状態を正常なものとすることが根底にある。

orde, ordin, ordain の関連語

extraordinary
(DUO 1614-349) extra- 超えた + ordin 順序だった列 + -ary (形容詞化)→ 順序だった列を超えたような → 順番通りの様子を超えた → 普通を超えた → 普通ではない、並外れた

order
(DUO 575-124)  order 順序だった列 、命令 → 正常な状態、順序、命令、注文、秩序 (⇔ disorder : dis 反対+ order  → 混乱)

ordeal
(DUO 2510-547)  orde- 神の裁き + -al(名詞化)→ 神の審判 → 厳しい試練、辛い体験

※ ordeal だけ、順序だっていない語源となっている。この単語自体がかなり古い言葉であり、神による審判(trial by ordeal)というニュアンスが色濃く出ている。これは、古代ゲルマン民族の裁判において、容疑者を様々な危険にさらし、それに耐え抜くことが出来た者を無罪とした独特の形式が背景にあるようだ。順序とも命令ともかけ離れた語源となっているので、この単語だけ別枠で記憶に留めるしかないであろう。まさに「厳しい試練」ですね(苦笑)。

ordinary
(DUO 110-24)  ordin- 順序だった列 + -ary (形容詞化)→ 順序だった列の → 順番が定まった → 普通の、平凡な

  ↳  ordinarily
(DUO 110-24)  ordin- 順序だった列 + -ary (形容詞化) + -ly(副詞化)→ 順序だった列に → 順番が定まって → 普通に、普通は