appropriate の語源と意味

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(DUO 1517-327) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1517と英文番号327を示している

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語源 ap + propri + ate

ap- の方へ + propri 自分のもの、個別の 、特定の + -ate (動詞化)(形容詞化)

【シナプス・ポイント】
ap- と propri と -ate  を繋げると
の方に特定の、の方に自分のものにする → 適切な、ふさわしい(形容詞)/ …を横領する、…を盗用する(動詞)

接頭辞 ap-=ad, af, ag, al, an, at, ar, as, ac

 ap-=ad, af, ag, al, an, at, ar, as, ac : ~の方へ(to)

ラテン語 ad 由来の接頭辞。ad に続く語根の先頭のスペルによって ad 以外の ap や at など様々に変化する。

ap-=ad, af, ag, al, an, at, ar, as, ac の関連語

appreciate
(DUO 1338-285) ap- の方向に + preci 価値 + -ate (動詞化)
 の方向に価値をつける、値段をつける → …の質を評価する、…に感謝する、価値が上がる

  ↳   appreciation
(DUO 1338-285)  ap- の方向に + preci 価値 + -ate(動詞化) + -ion (名詞化) → の方向に価値をつけること、値段をつけること → 価値の上昇、正しい評価(理解)、感謝の気持ち

appraise
(DUO 621-133)  ap- の方向に + praise 価値 → ある方向に価値を認める → …を評価する

approach
(DUO 1180-253)ap- の方向に + proach 近く→ の方向に近くする → …に近づく、 近づく、…に取り組む(動詞)/ 接近、近づくこと(名詞)

語根 proach は、ラテン語 prope 「近く」 の比較級である propius 由来である。
これのラテン語の最上級は、 proxime で、以下の approximate に繋がっている。
■ラテン語 prope「近く」 →《比較級》propius → 《最上級》 proxime

  ↳   approximate
(DUO 1135-244)ap- の方向に + proxim 近く + -ate(形容詞化)→ の方向に近づけるような → 近似の、おおよその

  ↳   approximately
(DUO 1135-244)ap- の方向に + proxim 近く + -ate(形容詞化)+ -ly (副詞化)→ の方向に近づけるように → およそ、ほぼ

  ↳   approximation
(DUO 1135-244)ap- の方向に + proxim 近く + -ate(動詞化) + -ion(名詞化)→ の方向に近づけること → 概算(値)

addict
(DUO 1925-417) ad- の方に + dict 話す → の方へ話す → ~のことばかり言う → …の中毒になる、…に熱中する(動詞)/ 中毒者、常用者、大ファン(名詞)

  ↳   addiction
(DUO 1925-417) ad- の方に + dict 話す + -ion (名詞化) → の方へ話すこと → ~のことばかり言うこと → 中毒

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語根 propri、proper

propri、proper : 個別の、特定の、個別のもの、自分のもの

propri、properは、「自分のもの」「個別の」というコアイメージがある。proper の「ふさわしい」だけで覚えてしまうと、財産や所有物が全くピンと来ないのだが、コアイメージを把握しておくと、自分や個別で所有しているということが理解できるだけでなく、個別や自分に合っている、相応しいという意味に無理なく繋がってくる。

propri、proper  の関連語

proper
(DUO 1664-360) proper 個別の → 固有の、自分の → 物事に合っている → ふさわしい、適切な

 ↳    properly
(DUO 1664-360) proper 個別の + -ly (副詞化) → 固有に、自分のものに → 物事に合って → 適切に、きちんと

property
(DUO 704-153) proper 個別の + -ty (名詞化)→ 固有のもの、自分のもの → 財産、所有権、不動産