(DUO 1985-429) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号1985と英文番号429を示している
語源 col + lapse
col- (=con-) 一緒に + lapse 滑る
※ lapse は、 「滑る」というイメージを持つ
【シナプス・ポイント】
col- と lapse を繋げると、
一緒に滑る → まとめて滑る → 崩壊する、崩れる、卒倒する(動詞)/ 崩壊、挫折(名詞)
※ 接頭辞 col- は、con- の変形バージョン。これは、語根 lapse の先頭のスペルが l であるために、それに連動して接頭辞の con- が col- に変わっているものだ。
collapse と corrupt は、非常に紛らわしい単語で、覚えにくい。しかし、上記のように語源で認識しておくと簡単に違いを覚えられる。
語根の lapse「滑る」と rupt「壊れた」さえわかれば、接頭辞はそれぞれの語根のスペルの先頭に合わせてcon- が変形するだけで、とてもわかりやすい。
これこそ有意義なシナプス・ポイントだ!
接頭辞 con-=com-
con-=com- , co-, cor-, col-
には、「一緒に(together)」 や「完全に」、さらには「強意」というイメージがある。
この接頭辞は、使用率がトップクラスの接頭辞である。非常に頻繁に出てくるので、しっかり覚えるとそれだけシナプス効果が高まり、多くの単語を覚えたり、覚えていなくても類推することが可能となる。
con-=com- の関連語
collect
(DUO 1775– 385) col-(=co-) 一緒に (together) + lect 集める (gather) → 一緒に集める → …を集める、…を収集する、集まる
↳ collection
(DUO 1775– 385) col-(=co-) 一緒に (together) + lect 集める (gather) + -ion こと(名詞化)→ 一緒に集めること → 収集、集めること、コレクション
※ 接頭辞 col- は、con- の変形バージョン。これは、語根 lect の先頭のスペルが l であるために、それに連動して接頭辞の con- が col- に変わっているものだ。
この似通った単語を丸暗記で明確に覚えることはなかなか難しい。非常に紛らわしいからだ。
しかし、このような単語も語源で捉えておくと、非常にスッキリと気持ち良く覚えられるから不思議だ。
collect : col-(=co-) 一緒に + lect 集める(gather) → …を集める
correct(DUO 79– 17) : cor-(=co-) 強意 + rect 真っすぐな → 完全に真っすぐな → 正しい
真っすぐな rect は、direct(DUO 1004-218) ダイレクト「直接の、ダイレクトな」と同じ語根なので、一緒に覚えると連想しやすくなる。
ちなみに、接頭辞の col- と cor- は、ともに「一緒に」「強意(完全に)」の2つのイメージを持つ co- の変形バージョンだ。見ての通り、co- の直後の語根に l が続く場合には、col- と変形し、同じく r が続く場合には cor- に変形する基本的なルールがある。
co- の変形には、頻出の com-, con- もあるので、シナプス・ポイントが豊富に存在し、一気に語彙を増やすチャンスでもある。