(DUO 2264– 487) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号2264と英文番号487を示している
語源 pre + val + ent
pre- 前に + val 強い・価値がある + -ent(形容詞化)
【シナプス・ポイント】
pre- と val と -ent を繋げると、
他を押しのける強さで前に出る → 力強く前方にひろがる → よくある、広く存在する
※vail =val : 強い(strong)、 価値がある(worth)
value (価値)も同じ語源である。
↳ prevail
(DUO 2264– 487) pre- 前に + vail 強い・価値がある → 他を押しのける強さで前に出る → 力強く前方にひろがる → 普及する、広く行われている、勝つ
接頭辞 pre-, pro-, per-
pre-, pro-, pur-, per-
には、「前に」というイメージがある。
ただし、「前に」というイメージには大きく2つの意味がある。
それが
①順番や時間的な過去を示す「前に」(before)
②方向、空間や時間的な未来を示す「前に」(forward)
だ。
①は、「事前に」や「あらかじめ」と云うとわかりやすく、predict (…を予測する)や prepare(…を準備する)などで使われている。この意味では特に pre- が主に使われている。
②は、「前進」や「これから前に」というニュアンスで、 proceed (進む)や prospect (見込み)などといったように、これから先のことについて意味をなす。この意味では特に pro- が主に使われている。
pre-, pro-, per- の関連語
pretend
(DUO 1340– 286) pre- 前に + tend 伸ばす → 前に伸ばす → 自分の存在を前に引っ張って伸ばす → 違う存在のふりをする、自分を装う→ …のふりをする、…を偽って主張する、まねをする
※少し強引な語源の流れのようだが、自分の本質を隠して偽りの自分を引っ張り出したり、自分そのものを引っ張ってより大きく見せて前面に主張するというような「見せかけ」というイメージになる。
↳ pretense
(DUO 1340– 286) pre- 前に + tense 伸ばす → 前に伸ばす → 自分の存在を前に引っ張って伸ばす → 違う存在のふりをする、自分を装う → 見せかけ、ふり
↳ pretentious
(DUO 1340– 286) pre- 前に + tent 伸ばす + -ious (形容詞化)→ 前に伸ばすような → 自分の存在を前に引っ張って伸ばすような → 違う存在のふりをするような、自分を装うような →見栄を張った、見せかけの
predict
(DUO 2045-442) pre- 前に + dict 言う → 前に言う → …を予測する、…を予言する
↳ prediction
(DUO 1607-348) pre- 前に + dict 言う + -ion こと(名詞化)→ 前に言うこと → 予測、予言
↳ predictable
(DUO 1607-348) pre- 前に + dict 言う + -able できる(形容詞化) → 前に言うことができる → 予測できる、予言できる
pursue
(DUO 1766-383) pur- 前に(forward) + sue 追う(follow)→ 前に追う → … を追求する、…を追跡する
語根 val, vail
val, vail は、「強い」(strong)、「価値がある」(worth) というイメージを持つ
val, vail の関連語
valid
(DUO 751– 164) val 強い、価値のある + -id (形容詞化) → 強さのある → 効力のある → 正当な根拠のある、妥当な
↳ validity
(DUO 751– 164) val 強い、価値のある + -id (形容詞化)+ -ity (名詞化)→ 強さのあること → 効力のあること → 妥当性、有効性
↳ validate
(DUO 751– 164) val 強い、価値のある + -id (形容詞化)+ -ate (動詞化)→ 強さのあるようにする→ 効力のあるようにする → …の有効性(妥当性)を確認する(認める)