reject の語源と意味

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(DUO 2068-447)  ※これはDUO3.0の英単語見出し番号2068と英文番号447を示している

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語源 re + ject

re- 後ろに + ject 投げる

【シナプス・ポイント】
re- と ject を繋げると
後ろに投げる → …を拒絶する、…を却下する

 ↳   rejection
(DUO 2068-447) re- 後ろに + ject 投げる + -ion こと(名詞化)→ 後ろに投げること → 拒絶、却下

接頭辞 re-

re-
には、再び(again)/繰り返すことで強意、後ろに/元に/反対に(back/backward)というイメージがある。
繰り返しや再び、または繰り返しによる強意という意味や、後ろや反対という意味の大きく2つのイメージを持っていることを覚えよう。

re- の関連語

resent
(DUO 598– 129)  re 再び(again) + sent 感じる(feel)  → 再び感じる → 再び思い出したら感情が高ぶった → …に腹を立てる、…に憤る、憤慨する

 ↳    resentment
(DUO 598– 129)  re- 再び(again) + sent 感じる(feel) + ment (名詞化)→ 再び思い出したら感情が高ぶること → 憤り、遺恨、無念
接尾辞 ment : 単語を名詞化する役割があることを覚えよう

 ↳    resentful
(DUO 598– 129) re- 再び(again) + sent 感じる(feel) + ful (形容詞化)→ 再び思い出したら感情が高ぶるような → 腹を立てている、怒った、憤慨している
接尾辞 ful : 単語を形容詞化する役割があることを覚えよう

represent
(DUO 293-60) re- 再び + pre- 前に + sent 存在する → 再び前に存在する→
何度も前に現れる → …を表す、…を代表する

 ↳    representative
(DUO 293-60) re- 再び + pre- 前に + sent 存在する + -ative (名詞化)→ 再び前に存在するひと、こと→ 何度も前に現れるひと、こと → 代表、代表者(名詞)/ 代表する、象徴する(形容詞)

restriction
(DUO 1300– 277)  re- 強意 + strict 締め付ける + -ion(名詞化) → 強く縛り付ける → きつく縛り付ける → …を制限する

  ↳   restrict
(DUO 1300– 277)  re- 強意 + strict 締め付ける → 強く縛り付ける → きつく縛り付ける → …を制限する

strict (DUO 374-79) 厳しい、厳格な、厳密な、完全な、まったくの

recently
(DUO 2562-558) re- 強意 + cent 新しい + -ly (副詞化)→ ごく新しい → 最近、この頃

 ↳    recent
(DUO 2562-558) re- 強意 + cent 新しい → ごく新しい → 最近の、最新の

※ 語根 cent は、ラテン語 ken(新しい)由来で、そのまま「新しい」の意味をもつ

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語根 ject

ject は、「投げる (throw)」というイメージを持つ。
日本語化した単語では、映像を前の壁などに投影する機械であるプロジェクター(projector)などがわかりやすい。まさに前の(pro)方に投影(投げる=ject)するもの(-or)なのだ。その他の関連語も同じように大変イメージし易いので、シナプス効果が非常に高い語根なので沢山のシナプス・ポイントで繋げて覚えてしまおう!

ject の関連語

subject
(DUO 777-1770)sub- 下に + ject 投げる →下に投げる → 下のものを服従させる/下に置かれたもの → …に受けさせる(動詞)/ 主題、テーマ、科目、臣民 (⇔ object 目標、目的、異議を唱える)

 ↳    subjective
(DUO 777-1770) sub- 下に + ject 投げる + -ive のような(形容詞化)→ 下のものを服従させるような → 主観的な

object
(DUO 97-21) ob- ~に対して + ject 投げる → に対して投げる → 向かって投げる → 向かって投げる対象、に向かって反対意見を投げる → 物、物体、目的、目標(意識を向ける対象のこと)(名詞) / 異議を唱える、…だと言って反対する

 ↳   objection
(DUO 97-21) object 異議を唱える+ -ion こと(名詞化)→ 反対意見、異議

 ↳   objective
(DUO 403-85) object 物体・対象+ -ive に関わる(形容詞化)→ 対象や物体に関わるような → 客観的な

subject と object の違い

下に投げる→ subject は、動作や行動の主体を表している。コアイメージは「主体」
向かって投げる→ object は、主体の行為の対象・目標を表す。コアイメージは「客体」

ざっくりと云うと、主体は、自分であったり何か物事を行っている中心のことを表し、客体はその対象を表している

そのコアイメージを持つと、形容詞である 「subjective 主観的な 」と 「objective 客観的な」の違いも理解しやすくなる

inject
(DUO 894-194) in- 中に + ject 投げる → 中に投げる → …を注射する、…を注入する、(意見など)を差し挟む

 ↳   injection
(DUO 894-194) in- 中に + ject 投げる + -ion こと(名詞化)→ 中に投げること → 注射