(DUO 2068-447) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号2068と英文番号447を示している
語源 re + ject + ion
re- 後ろに + ject 投げる + -ion こと(名詞化)
【シナプス・ポイント】
re- と ject と -ion を繋げると
後ろに投げること → 拒絶、却下
↳ reject
(DUO 2068-447) re- 後ろに + ject 投げる → 後ろに投げる → …を拒絶する、…を却下する
接頭辞 re-
re-
には、再び(again)/繰り返すことで強意、後ろに/元に/反対に(back/backward)というイメージがある。
繰り返しや再び、または繰り返しによる強意という意味や、後ろや反対という意味の大きく2つのイメージを持っていることを覚えよう。
re- の関連語
replace
(DUO 1289– 275) re- 再び(again) + place 置く → 再び置く → Aを最初に置いたが、再び新たにBを置く →…を交換する、…に取って代わる、後任になる
↳ replacement
(DUO 1289– 275) re- 再び(again) + place 置く + ment (名詞化)→ Aを最初に置いたが、再び新たにBを置くこと → 置き換え、代わりのもの
recall
(DUO 991– 216) re- 後ろ + call 呼ぶ → (過去のことを)呼び戻す → …を思い出す(remenber)、(出回っている商品)を呼び戻す
remove
(DUO 1301-277) re- 後ろ + move (=mot) 動かす → 何かを後ろに動かす → …を取り除く、削除する、解任する
↳ removal
(DUO1300-277) re- 後ろ + move (=mot) 動かす + -al(名詞化) → 何かを後ろに動かすこと → 取り除くこと(行為)、除去、移転、解任、免職
語根 ject
ject は、「投げる (throw)」というイメージを持つ。
日本語化した単語では、映像を前の壁などに投影する機械であるプロジェクター(projector)などがわかりやすい。まさに前の(pro)方に投影(投げる=ject)するもの(-or)なのだ。その他の関連語も同じように大変イメージし易いので、シナプス効果が非常に高い語根なので沢山のシナプス・ポイントで繋げて覚えてしまおう!
ject の関連語
subject
(DUO 777-1770)sub- 下に + ject 投げる →下に投げる → 下のものを服従させる/下に置かれたもの → …に受けさせる(動詞)/ 主題、テーマ、科目、臣民 (⇔ object 目標、目的、異議を唱える)
↳ subjective
(DUO 777-1770) sub- 下に + ject 投げる + -ive のような(形容詞化)→ 下のものを服従させるような → 主観的な
object
(DUO 97-21) ob- ~に対して + ject 投げる → に対して投げる → 向かって投げる → 向かって投げる対象、に向かって反対意見を投げる → 物、物体、目的、目標(意識を向ける対象のこと)(名詞) / 異議を唱える、…だと言って反対する
↳ objection
(DUO 97-21) object 異議を唱える+ -ion こと(名詞化)→ 反対意見、異議
↳ objective
(DUO 403-85) object 物体・対象+ -ive に関わる(形容詞化)→ 対象や物体に関わるような → 客観的な
下に投げる→ subject は、動作や行動の主体を表している。コアイメージは「主体」
向かって投げる→ object は、主体の行為の対象・目標を表す。コアイメージは「客体」
ざっくりと云うと、主体は、自分であったり何か物事を行っている中心のことを表し、客体はその対象を表している
そのコアイメージを持つと、形容詞である 「subjective 主観的な 」と 「objective 客観的な」の違いも理解しやすくなる
inject
(DUO 894-194) in- 中に + ject 投げる → 中に投げる → …を注射する、…を注入する、(意見など)を差し挟む
↳ injection
(DUO 894-194) in- 中に + ject 投げる + -ion こと(名詞化)→ 中に投げること → 注射