(DUO 2047-442) ※これはDUO3.0の英単語見出し番号2047と英文番号442を示している
語源 tense
tense 伸ばす、張る → 引っ張り伸ばされたような → ピンと張った、張りつめた、緊張した
↳ tension
(DUO 2047-442) tens 伸ばす、張る + -ion (名詞化)→ 引き伸ばされた状態 → ピンと張ること、伸長、引っ張り、緊張
語根 tens, tend, tent
tens, tend, tent は、「伸ばす」「引っ張る」というイメージと、「持つ(保持する)」「つかむ」というイメージを持つ
tens, tend, tent の関連語
intend
(DUO 1328-283) in- 中に + tend 伸ばす → 中に伸ばす → 気持ちを中に伸ばす → 何かをやろうとする → 意図する、注意を向ける
↳ intention
(DUO 1328-283) in- 中に + tent 伸ばす + -ion(名詞化) → 中に伸ばすこと → 気持ちを中に伸ばすこと → 何かをやろうとすること → 意図
↳ intentional
(DUO 1328-283) in- 中に + tent 伸ばす + -ion(名詞化) + -al (形容詞化) → 中に伸ばすような → 気持ちを中に伸ばすような → 何かをやろうとするような → 意図的な
↳ intentionally
(DUO 1328-283) in- 中に + tent 伸ばす + -ion(名詞化) + -al (形容詞化)+ -ly(副詞化) → 中に伸ばして → 気持ちを中に伸ばして → 何かをやろうとして → 意図的に、わざと
intend のコアイメージは、「中に伸ばす」であり、「気持ち」を心に伸ばすことで意識を強めるという意味合いとなっている。
一方で、紛らわしい intense のコアイメージは、語源自体が同じ「中に伸ばす」であるのだが、「ピンと張りつめた状態のものを中心に伸ばしていく緊張状態」を表しており、そこから生まれてくる「激しさ」や「強さ」にスポットが当てられていて、2つの単語は全く意味の違うものへと変化していった。
このような例は語源ではあるあるなので、ここは割り切って intense は「激しいンデス」とても覚えた方が良いでしょう。
attend
(DUO 2535-553) at- の方へ + tend 伸ばす → ~の方に気持ちを伸ばす、~の方に足を伸ばす → 注意して聞く、世話をする、…に出席する
↳ attendance
(DUO 2535-553) at- の方へ + tend 伸ばす + -ance (名詞化) → ~の方へ伸ばすこと → ~の方に足を伸ばすこと → 出席、出席者数
↳ attendant
(DUO 2535-553) at- の方へ + tend 伸ばす + -ant (名詞化) → ~の方へ伸ばすひと → ~の方に気持ちを伸ばすひと → 接客係、案内係
※ attend のコアイメージは、「~の方に伸ばす」であり、「気持ち」「足」のどちらを伸ばすかによって、その意味合いが変化している。また、「耳を傾ける」という「注意して聞く」は、attend to と to が付く。これで一層「~の方へ」という意味合いが強くなっている。
pretend
(DUO 1340– 286) pre- 前に + tend 伸ばす → 前に伸ばす → 自分の存在を前に引っ張って伸ばす → 違う存在のふりをする、自分を装う→ …のふりをする、…を偽って主張する、まねをする
※少し強引な語源の流れのようだが、自分の本質を隠して偽りの自分を引っ張り出したり、自分そのものを引っ張ってより大きく見せて前面に主張するというような「見せかけ」というイメージになる。
↳ pretense
(DUO 1340– 286) pre- 前に + tense 伸ばす → 前に伸ばす → 自分の存在を前に引っ張って伸ばす → 違う存在のふりをする、自分を装う → 見せかけ、ふり
↳ pretentious
(DUO 1340– 286) pre- 前に + tent 伸ばす + -ious (形容詞化)→ 前に伸ばすような → 自分の存在を前に引っ張って伸ばすような → 違う存在のふりをするような、自分を装うような →見栄を張った、見せかけの